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2018.02.02

鮎川哲也【準急ながら】

準急ながら

準急ながら鮎川 哲也 著
税込価格: 1,365円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般

一見無関係な事件がダイナミックに絡みあう。そして、鬼貫警部を悩ませるのは鉄壁のアリバイ。

隕石にあたって怪我をした少女を助けた海里昭子は、なぜかそれが表に出ることを避けたがった。
愛知県の犬山の土産物店主は、家族にも自分の過去を語らなかった。

その二人が、相次いで殺される。

ここまで出てきた関係者は、二人の周辺の人たちばかり。

海里昭子が東京で殺されたことから、事件は警視庁管轄となり、丹那が出張ってくる。
かれは愛知の刑事と協力し、被害者達の過去を洗い始める。

ここで初めて、過去の事件が明らかになり、その時の被害者とえん罪であった加害者の家族が登場する。
その中から真犯人を見つけていくわけだが、刑事達がさじを投げた段階で、鬼貫登場。自ら調べ始める。

そして、ようやく「準急ながら」のお出ましである。

この頃(昭和41年)には既に新幹線が走っており、なぜ東京から豊橋へ行くのに準急を使ったかということも、謎解きのヒントになっている。

肝は、写真トリックだった。


準急ながら
Kindle版価格:432円


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