« 140円のきっぷで2日かけて1,035km移動してみたら普通に地獄だった | トップページ | 松本清張【市長死す】 »

2018.04.16

藤崎翔【神様の裏の顔】

神様の裏の顔

神様の裏の顔 藤崎 翔 著
税込価格: 1,365円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般

神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。【商品解説】

すべて、登場人物のモノローグで進んでいく。

誠造の娘晴美、と友美。

鮎川。元誠造の教え子で、店子。

香村。徘徊癖のある夫に振り回されたあげく、今は一人になって元通り太りだした。

若手芸人の寺島。彼は葬儀の様子をコントに取り入れたいと、この通夜の席にいる。実質的に彼が探偵役をつとめるのだが、ある時までは。

同僚で犬猿の仲と見なされていた、根岸。実は誠造によく相談を持ちかけていた。

誠造や根岸の教え子、斎木。


この「犯罪者であった疑惑」というのが、かなり早い段階でそうと判る。
これはいくらなんでもおかしいと思いながら読み進めると……。


まさかのどんでん返しの、どんでん返し。


まさに解説氏の仰るように、

ホラーの感触とブラックな笑いを満載にした、かつてない読み心地の本格ミステリ
だった。


著者は、元お笑い芸人だとか。
実は、これが一番のどんでん返しかも。


神様の裏の顔
Kindle版価格:661円


|

« 140円のきっぷで2日かけて1,035km移動してみたら普通に地獄だった | トップページ | 松本清張【市長死す】 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 140円のきっぷで2日かけて1,035km移動してみたら普通に地獄だった | トップページ | 松本清張【市長死す】 »