アガサ・クリスティ【満潮に乗って】
アガサ・クリスティ 著 恩地 三保子 訳
税込価格:907円
出版:早川書房
ISBN:4-15-130023-6
発行年月:2004.6
利用対象:一般
資産家が自宅で空爆を受けて亡くなった。運良く生き残った若い未亡人が莫大な財産を相続するが、資産家を頼って暮らしてきた親族は窮地に追い込まれつつあった。 そんな折、未亡人の前夫が生きているという疑惑が持ち上がる。
これもまた、大富豪とその遺族達の話。
そこに、富豪の若き未亡人とその兄の存在が絡んでくる。
その富豪の兄弟たちは、いずれも苦境に陥っていた。
本書は戦争中から始まり、戦後未だ間もない頃の話で、ポワロは幾つくらいなのだろう?
【葬儀を終えて】ではもう引退していたが、この頃はまだ若かったのではなかろうか。
そのポワロ登場は、冒頭序章から。戦争中のクラブで話し好きが漏らした情報を、ポワロは聞いていた。
戦後彼を訪ねてきたのは、一族の一人だった。
ここからしばらくは、ポワロは登場せず、一族それぞれの苦境や未亡人兄弟との絡みなどが延々と描かれていく。
そして起こった殺人事件。
薬物関係もあって、少々判りづらい部分もあった。
満潮に乗って
Kindle版価格:720円
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