内田康夫【夏泊殺人岬】
内田 康夫 著
税込価格: 545円
出版 : 徳間書店
ISBN : 4-19-568300-9
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般
青森県夏泊半島の椿神社を訪ねた男がその夜民宿で毒死した。江藤美香は大学の雅楽部の合宿で夏泊へ来て、その男が以前三重県の実家を訪ねてきた男らしいと知る。
あの「三億円事件」が起きたと同じ日、船橋市で一つの殺人事件があった。
犯人は自首し、15年の刑期にも上告しなかった。
15年後、出所した男は椿神社のキミネという人物を探して歩く。その彼は、江藤美香の家である椿神社も訪ねてくる。
美香は大学の実習で青森県の夏泊岬に行くのだが、そこには件の男も訪ねており、しかも毒死しているのだ。
自殺と片づけられた事件に納得いかない派出所の警官村上が、ひとり真相を尋ね始める。
この警官が、探偵役になる。
一方合宿中の学生の一人、秀山も殺される。
民宿でアルバイトをしていた吉野が雅楽の達人だったり、美香が彼に惹かれたり。
美香もまた、真相を求めて探偵もどきを始める。
しかし、最後の展開にはビックリ。
結局事件はうやむやになり、村上の捜査は徒労に終わってしまうのだが。
色々な「三億円事件」その後を読んだが、これはないだろう?
夏泊殺人岬
Kindle版価格:648円
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