椰月美智子【しずかな日々】
椰月 美智子著
税込価格: 535円
出版 : 講談社
ISBN : 978-4-06-276677-7
発行年月 : 2010.6
利用対象 : 一般
おじいさんの家で過ごした日々。それは、ぼくにとって唯一無二の帰る場所だ。ぼくは時おり、あの頃のことを丁寧に思い出す。ぼくはいつだって戻ることができる。あの、はじまりの夏に—。おとなになってゆく少年の姿をやさしくすこやかに描きあげ、野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞をダブル受賞した感動作。【「BOOK」データベースの商品解説】
ああ、いいなぁ。懐かしいなぁ。
時代も違えば、男の子だという違いもある。
しかし、自分が過ごした夏休みのような、
まだ60%しか読んでいないのだが、読み切るのが惜しくて、とりあえず書いている。
「おじいさんの家で過ごした日々」とあるから、いずれ別れがやってくるのだろう。
この子の父親は?
何故母はこの子に自分の父(この子のおじいさん)のことを話していなかったのか?
色々疑問はわくし、読んでいる内に明かされるのかもしれないが、それはそれでいいとする。
周りの友だちや担任の先生。お寺の和尚さん、など、幸せな環境で育つことが出来たんだなぁ。
当日追記
結局最後まで読んでしまった。
幸いにも、辛い別れはほぼなく、今も僕はこの家に住んでいる。
あの小学5年生の頃に遊んだ友だちとは離ればなれになったが、いつもこの夏に帰ってくることが出来る。
僕の父親や祖母のことも、その中で少しずつ明かされていく。
このおじいさんの生き方、見事というか。こうありたいと願う。
目をつむれば、「あの頃の夏」が浮かんで来るのは、自分にとっても幸せなことだと思う。
しずかな日々
Kindle版価格:535円
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