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2018.08.05

椰月美智子【どんまいっ!】

どんまいっ!

どんまいっ!椰月 美智子 著
税込価格: 1,365円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般

イチ早く童貞を捨てたキャメル、風俗嬢にハマッたマッハ、初めての彼女と付き合い続けるゲイリー。それぞれに人生の岐路はやってきて…。くだらなくも愛おしい、青春群像劇。【「TRC MARC」の商品解説】より

キャメル、マッハ、ゲイリーは、高校の同級生。
キャメルだけに彼女がいて、後の二人を大いにうらやましがらせている。
そのキャメルの恋人ヨネちゃんが、友だちを紹介してくれるという。

テーマパークで落ち合った6人。マッハには愛ちゃん、ゲイリーには麻衣子という、新しいカップルが出来る。

登場人物それぞれの視点から描いていくオムニバス風で、冒頭は上記のような導入部の
【ゲイリーの夏】
つづいて【まりあの王子さま】は、ヨネちゃんこと米川まりあの話。

既に大学生になっていて、ミューちゃんという友だちがいる。
キャメルとは、卒業とほぼ同時に別れた。

そのミューちゃんは、
【本社西部倉庫隣発行部課サクラダミュー】で登場する。

あとは、
【マッハの一歩】
【希望のヒカリ】
【ドンマイ麻衣子】
【愛の愛】
【キャメルのメランコリ】
【亮太と神さま】
と続く。


順に読んだのではなく、【ゲイリーの夏】の後は最後の【亮太と神さま】を読んだ。
最初の6人とは関係ない話かと思ったら、これは文庫書き下ろしだった。
しかしこの亮太は、キャメルの息子であることがわかる。

【マッハの一歩】では、ただ一組、ゲイリーと麻衣子の結婚式がある。
その麻衣子は、
【ドンマイ麻衣子】で、ママ友との付き合いに悩んでいる。


親の世代と殆ど変わらない、その子どもたちのような気がする。
いつの時代も、青春真っ盛りで精一杯生きている若者たち。


しかし、先に読んだ二冊ほどには、面白くなかった。


同じ著者のものを読んでいると、どんどん新鮮さが薄れていくのかもしれない。


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【その青の、その先の】(18.07.14)

【しずかな日々】(18.07.03)


どんまいっ!
Kindle版価格:600円


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