レイチェル・ウェルズ【通い猫アルフィーの奇跡】
レイチェル・ウェルズ 著 中西 和美 訳
税込価格: 864円
出版 : ハーバーBOOKS
ISBN : 978-4-596-55004-0
発行年月 : 2015/10/07
利用対象 : 一般
飼い主の老婦人を亡くし、ひとりぼっちになった猫アルフィー。帰る場所もなく空腹でさまよい続けたすえ、とある住宅地にたどり着いたアルフィーは、そこで“通い猫”として生きようと決める。だが訪ねた先の住民は揃いも揃って問題だらけ。
すべて猫アルフィーの視点から、書かれている。
一件の家だけで暮らすと、その飼い主がいなくなったときに、みなしごになってしまう。
そう気づいたアルフィーが、複数の家で飼われることを望んで、必死に努力する姿が微笑ましい。
せっかくメインの2件を見つけて、信頼を得るまでに至った。
しかし、それぞれの恋人が最低の人間で、アルフィーは一生懸命事態の解決に努力(?)する。
一方、ちょっと離れたところに住む二つの家族。
それぞれ事情があって住み慣れたところから引っ越してきたのだが、こちらは妻たちに問題があった。
故郷のポーランドを思ってホームシックにかかっているフランチェスカ。
産後鬱で、子どもを愛せないと思っているポリー。
両方の家族とも、夫が出来た人間で、解決に向けて協力していく。
これは病気で珍しいことじゃない。と言い切れる、フランチェスカの夫 トーマス。
ポリーの異変をフランチェスカに知らせたのは、アルフィーだった。
アルフィーは、そんな風に、自分の周りに奇跡を起こしていくという、猫好きにはなんとも楽しい物語だった。
シリーズものらしいので、続きも読んでみよう。
ああ、ネコを抱っこしたいなぁ。
通い猫アルフィーの奇跡
Kindle版価格:815円
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