松岡圭祐【万能鑑定士Qの事件簿 I 】
松岡 圭祐 著
税込価格: 562円
出版 : 角川書店
ISBN : 978-4-04-383642-0
発行年月 : 2010.4
利用対象 : 一般
東京23区を侵食していく不気味な“力士シール”。誰が、何のために貼ったのか?謎を追う若き週刊誌記者・小笠原は、猫のように鋭く魅惑的な瞳を持つ美女と出会う。
松岡圭祐は一度だけ読んだような気がする。あまり好きになれず、続かなかった。
さて本書だが、小笠原が出会った万能鑑定士の名は、凛田莉子。
先客の絵のいかさまを見事に看破し、小笠原をうならせる。
どこの大学を出た秀才だろう?
その疑問に答えるように、話は5年前に遡る。莉子の故郷、波照間島での話だ。
ここでの莉子の様子が、おなかを抱えて笑いそうになるくらいに面白い。
超落ちこぼれ。
その彼女が、一念発起、高校卒業と同時に上京する。
そして牧師志望だった会社社長との出会いで、莉子は大きく成長する。
ところが、途中で偽札騒動とそれに続く日本のインフレ騒ぎが起こり、話が飛躍しすぎで、しかも解決しないで次に続くという結末に。
次々と事件が起きて、シリーズ全部読まないと完結しないのかなぁ。
万能鑑定士Qの事件簿 I
Kindle版価格:486円
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