松岡圭祐【万能鑑定士Qの事件簿 II 】
松岡 圭祐 著
税込価格: 562円
出版 : 角川書店
ISBN : 978-4-04-383643-7
発行年月 : 2010.4
利用対象 : 一般
わずか2日で、コンビニの弁当は数千円から数万円に、JRのひと区間は九千円以上になり、いくら金があっても足りないのだ。従来のあらゆる鑑定をクリアした偽札が現れ、ハイパーインフレに陥ってしまった日本。
【万能鑑定士Qの事件簿 I 】(18.08.14)で少し触れられていたように、日本はハイパーインフレになってしまった。
開店休業状態の店を訪ねて、一人の婦人が来る。あたっている宝くじなのに、銀行では無碍に追い返されたとか。
それを見た莉子は、偽札騒動にあるヒントを得る。
そのヒントを元に、莉子は手がかりを求めて故郷、沖縄へ有り金をはたいて帰る。
そこで不審な動きのある島の建物を見つける。
一方東京では、ハイパーインフレの影響で人々の心がすさんでいく様子が描かれていく。
まぁ、怖い世界になったものだ。
でも、こんなことが起きたら、普通の人は生きていけないだろうな。
そして、まさかの真相。
お札で使う色で公表されているのは黒だけで、しかしそれの使用率は、わずか0.2%だとか。
これが、大きな伏線になっていた。
それにしても、日本のお札は優秀なのだとつくづく思う。
かなりくたびれた札でも、印刷の美しさとお札のホログラムなどの仕掛け(?)は無くなることはない。
万能鑑定士Qの事件簿 II
Kindle版価格:486円
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