ゴッホの絵
原田マハ【たゆたえども沈まず】(18.09.19)
セーヌに憧れて、拒絶されたゴッホ。
日本人の画商林忠正は、ゴッホがパリを去ってアルルへ向かうとき、
セーヌに受け入れられないのなら、セーヌに浮かぶ舟になればいい、と言った。
フィンセントの理解者であった忠正は、しかし彼の絵を買おうとはしなかった。
子どもの頃から親しんできたゴッホの絵は、特別異端だとは思えない。
だが当時のパリっ子から見れば、「これまでに無い絵」と写ったのだろう。
忠正がゴッホに、ゴーギャンとの共同生活を勧めたのは、間違いではなかったのだろうか?
歴史に、「たら」「もし」は、あり得ないが。
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