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2018.09.11

今野敏【任侠書房】

任侠書房

 

任侠書房今野 敏 著
税込価格: 734円
出版 : 中央公論新社
ISBN : 978-4-12-206174-3
発行年月 : 2015/09/16
利用対象 : 一般

 

日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、今時珍しく任俠道をわきまえたヤクザ。その阿岐本組長が、倒産寸前の出版社経営を引き受けることになった。日村は半ば呆れながら、組長とともに問題の梅之木書房に出向くが…。【「TRC MARC」の商品解説】より

 

何というか、メチャクチャ面白かった。

 

この組長というのは、文化的なものに憧れを持っているのだろうか。
潰れかけた出版社を、引き受ける。

 

二番手の日村は、そちらへ出勤せざるを得ない。
古手の社員に鬱陶しがられたりしながらも、「真面目」に仕事をしていく。

 

少ない組員も出入りするようになる。

 

その一人は、入社記念に社員から貰った万年筆を後生大事に持っている。
彼もまた、「普通の暮らし」に憧れているのだ。

 

出版社の近くには他の縄張りもあり、少々ややこしいことに発展しそうだ。

 

ところが、事を構えさせようとするのは、何と警察だった。
その縄張りの「組」の方が、仁義をわきまえていたという話。

 

 

荒唐無稽な話だが、もしかしたら少しは本当のこともあるのかな?

 

 

任侠書房 Kindle版価格:680円

 

 

 

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