西村京太郎【十津川警部 北陸新幹線「かがやき」の客たち】
西村 京太郎 著
税込価格: 518円
出版 : 集英社
ISBN : 978-4-08-745677-6
発行年月 : 2017/12/14
利用対象 : 一般
細野新司は恋人・綾と北陸新幹線開業日に乗車する計画をたてた。だが綾は現れず、江戸川で溺死体となって発見される。捜査にあたる十津川警部は、細野に疑惑の目を…。東京、金沢を結ぶ連続殺人に挑む推理行。【「TRC MARC」の商品解説】
昨年3月に買った本。
いつもどこかへ行くときは、そこに関連した本が読めればいいなと思っている。
「かがやき」に乗ることがあったら読もうと思って買ったのだろう。
東京都金沢の遠距離恋愛をしている二人にとって、たしかに北陸新幹線金沢延伸は朗報だったろう。
金沢の恋人が一旦東京へ出て、東京から金沢へ二人で記念乗車する。その前にステーションホテルで食事をして、金沢では彼女の部屋に泊まる。
たしかに楽しい計画だ。
彼の方は奮発してグリーン車を購入し、食事をがんばった。
最初の方はこの(心配している)細野の目線で書かれているので、読者には彼が犯人では無いという前提で示される。
が、十津川警部はじめ警察は彼が犯人ではないかとにらんでいる。
最後は色々どんでん返しなどあるのだが、いくら恋人が喜ぶだろうと言え学生の身でポルシェを贈りたいなどと思うとは。
これが殺人の誘因になったのだから、怖い話だ。
内容とは関係ないが、文章を読点で切りすぎ。それも意味が繋がらないような切り方。
細野は、竹内綾がどこにいるのかが分からないので、宇奈月温泉の旅館に、泊まり、竹内綾が連絡してくるのを、しばらく、待ってみることにしたところ、綾本人からの、連絡の代わりに、東京で彼女と思われる遺体が、見つかったと石川県警から、知らされて、東京に戻って遺体を、確認しています。
ま、じっくり読むものでは無し。読点無視で読み飛ばすしかない。
また、同じ表現が多く、少々鬱陶しい。
原稿料が多くなるから、などと邪推してしまう。
これまた、読み飛ばしで凌ぐ。
我ながら、嫌な読者だな。
十津川警部 北陸新幹線「かがやき」の客たち
Kindle版価格:486円
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