内田康夫【少女像は泣かなかった】
内田 康夫 著
税込価格: 514円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般
車椅子の少女・橋本千晶と娘を失った捜査の鬼・河内刑事の心の交流が難事件を解決していく名品四編を収録。
【多摩湖畔殺人事件】という長編があって、そこで登場したのが河内刑事と橋本千晶で、その千晶が今回も事件解決に貢献するという設定。
そちらを先に読んだ方が良かったのだろう。
収録作は、
【越天楽】
【ドクターブライダル】
【踏まれたすみれ】
【少女像は泣かなかった】
の4篇。
千晶の性格が今ひとつ判りづらく、あまり好きになれないキャラだった。
やはり長編先にありき、かな?
特に【踏まれたすみれ】では、「しっかりした女性」というのとは裏腹の危なっかしい行動を取る。
【少女像は泣かなかった】でも、好奇心先にありきで、軽率な気がする。
一種の安楽椅子探偵なのだが、今ひとつだった。
少女像は泣かなかった
Kindle版価格:476円
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