館神龍彦【手帳と日本人】
館神 龍彦 著
税込価格: 842円
出版 : NHK出版
ISBN : 978-4-14-088570-3
発行年月 : 2018/12/11
利用対象 : 一般
明治初期に生まれて以来、機能的な変貌を遂げつづける手帳は、日本人の時間感覚や仕事観を映しだす鏡。小さな冊子に秘められた、おどろきの歴史と文化を解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
「一年の計は……」というわけで、まずは手帳の本をば。
昔々の(?)軍隊手帳から、会社から貰えていた年玉手帳、それからほぼ日手帳まで、日本人と手帳との関わりを順に述べてある。
企業が配る手帳を年玉手帳というとは、はじめて知った。
最近は見なくなったなぁと思うが、単に自分に縁が無くなったからか?
最近では、「朝活手帳」や「夜型手帳」など、目的別の手帳もある。
システム手帳やデジタルツールにも触れながら、しかし著者の紙手帳への愛のようなものを感じる。
第4章の4、「手帳との正しい向き合い方」にある「使い込んでこそ真価を発揮する」は、その通りだと言える。
色々目移りして体験してはきたが、結局使うのは「今ある一冊」なのだから。
でも、面白そうと思ったら即試してみたくなる癖は、なかなか克服できないかもしれない。
有名人の手帳は、それぞれ興味深いし。
最後は、「紙の手帳は滅ばない」で、締めくくってあるのだが、ここで「グーグル的な時間からは自由になれる」というのが、実は紙手帳の本分というか、滅びない理由であり、自分が使い続ける理由でもある。
手帳と日本人
2018(平成30)年12月10日第1刷発行
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