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2019.01.12

今野敏【空席 隠蔽捜査シリーズ】

空席 隠蔽捜査シリーズKindle版

Photo今野 敏 著
税込価格: 1,365円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般

警察小説のベストセラーシリーズ「隠蔽捜査」のスペシャル版と言っていい中編作品。

Kindle版しかないようだ。

東大法学部卒の竜崎署長が栄転して、後任の女性署長はまだ赴任してこない。
そんな「空白」の一日でも、事件は起きる。
また、署内のゴタゴタも色々ある。

『竜崎署長ならどうなさっていただろう』というセリフが、度々関係者からもれる。
当初は敬遠されていた竜崎だが、あらためてその偉大さが判ったということか。


ともあれ、激動の一日をどう乗り切るか。
ひったくりで緊急配備が廻ってきたのに、今度はタクシー強盗が。
こちらも緊配をせよとの命令に、一度に二つは無理だと困惑する担当者。

何とか前の緊配を解いて貰ったと思ったら、それに関して管理官から文句が来る。これまで竜崎署長にやり込められたいたことの意趣返しのようだ。

一方、「問題児」戸高の様子も気になる。
彼は確か、最初の頃竜崎に反抗していたのではなかったか?

それやこれやで困り抜いた副所長と担当官は、相談して竜崎に電話をする。副所長からだと公式になるので、担当官からの非公式ということで。

そこであっさりと竜崎が示したアドバイスがことごとく当たり、めでたく八方収まって、新所長の出迎えが出来たのだった。


竜崎ものは二冊ほど読んだと思うが、もう少し読みたくなった。


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今野敏【隠蔽捜査】(13.03.16)


空席 隠蔽捜査シリーズ
Kindle版価格:unlimited


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