今野敏【空席 隠蔽捜査シリーズ】
空席 隠蔽捜査シリーズKindle版
今野 敏 著
税込価格: 1,365円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般
警察小説のベストセラーシリーズ「隠蔽捜査」のスペシャル版と言っていい中編作品。
Kindle版しかないようだ。
東大法学部卒の竜崎署長が栄転して、後任の女性署長はまだ赴任してこない。
そんな「空白」の一日でも、事件は起きる。
また、署内のゴタゴタも色々ある。
『竜崎署長ならどうなさっていただろう』というセリフが、度々関係者からもれる。
当初は敬遠されていた竜崎だが、あらためてその偉大さが判ったということか。
ともあれ、激動の一日をどう乗り切るか。
ひったくりで緊急配備が廻ってきたのに、今度はタクシー強盗が。
こちらも緊配をせよとの命令に、一度に二つは無理だと困惑する担当者。
何とか前の緊配を解いて貰ったと思ったら、それに関して管理官から文句が来る。これまで竜崎署長にやり込められたいたことの意趣返しのようだ。
一方、「問題児」戸高の様子も気になる。
彼は確か、最初の頃竜崎に反抗していたのではなかったか?
それやこれやで困り抜いた副所長と担当官は、相談して竜崎に電話をする。副所長からだと公式になるので、担当官からの非公式ということで。
そこであっさりと竜崎が示したアドバイスがことごとく当たり、めでたく八方収まって、新所長の出迎えが出来たのだった。
竜崎ものは二冊ほど読んだと思うが、もう少し読みたくなった。
関連記事
今野敏【疑心】(13.05.08)
今野敏【隠蔽捜査】(13.03.16)
空席 隠蔽捜査シリーズ
Kindle版価格:unlimited
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 仁木悦子【聖い夜の中で】(2025.03.27)
- 【本の雑誌 3月号】(2025.03.25)
- 江口恵子【普段使いの器は5つでじゅうぶん。】(2025.03.21)
- 堂場瞬一【英雄の悲鳴 ラストライン7】(2025.03.19)
- 篠田真由美【センティメンタル・ブルー】(2025.03.17)
コメント