« 恐れていたことが…… | トップページ | 入院と、4月の検索語 »

2019.04.30

屋上 島田荘司

Photo_18価格:1058円
発売日:2019/02/15
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
サイズ:15cm/548p
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-514304-9

自殺する気はないのに、なぜか飛びおりて死ぬ男女が続出する「呪われた屋上」。この不可思議で強烈な謎を解き明かせるのは、名探偵・御手洗潔しかいない! 本格ミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】

不幸な一生だった、箱庭作家。
彼が残した作品が、死を呼ぶ?

ほぼモデルが想定できる菓子会社。大阪人にとっては、まいどお馴染みのあの看板。
例の誘拐事件も未解決だった。
それが茨城県の某市に現れて、それに魅入られてしまった会社員。

一方、箱庭づくり界からはじき出されて自殺した作家の遺作である箱庭を置いた銀行の屋上から、行員が次々と飛び降りる。

この箱庭は、関わった人すべてが自殺あるいは急死している。

それに銀行強盗と、その上前のピンハネなどということも絡んで、事件がややこしくなっていく。その事件と、件の看板とは、関係があるのか?

屋上に敷き詰めた水はけのための簀の子が、一部はみ出していた。
これが大きなヒントであり、シーソーのようなという言葉はごく始めの方で出ていた。


それにしても、御手洗の推理は見事だった。

 

|

« 恐れていたことが…… | トップページ | 入院と、4月の検索語 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 恐れていたことが…… | トップページ | 入院と、4月の検索語 »