【笑う警官 】
価格:885円
カテゴリ:一般
発売日:2013/09/25
出版社: 角川書店
レーベル: 角川文庫
サイズ:15cm/397p
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-101017-4
反米デモの夜、ストックホルムの市バスで8人が銃殺された。被害者の中には、拳銃を握りしめた殺人捜査課の刑事が。殺人捜査課主任捜査官マルティン・ベックは後輩の死に衝撃を受けた。【「TRC MARC」の商品解説】より
スエーデンの警察ものは初めてだ。
例によって、名前がなかなか覚えられない。
サブタイトルが「刑事マルティン・ベック」とあるので、シリーズものなのだろうか?
マルティン・ベックは、信頼している同僚と一緒に地道な捜査を始める。
ここしばらくは大きな事件もなく暇だったのに、殺された刑事ステンストルムは、同居していた恋人の話によると土曜日も忙しく仕事をしていたという。
彼は何故、拳銃を持ってバスに乗っていたのか?
捜査は遅々として進まない。
ステントストルムが何かを掴んでそれを追っていたことは確かなのだが。
マルティン・ベックは、笑わない。娘に、『パパは春から笑っていない』と言われてしまう。
その彼が笑う状況になりますように、と願いながら読んだ。
警察官はある程度それぞれについて把握できてくるが、容疑者の方はお手上げだ。29人もの容疑者を、警察はコツコツと調べていく。
終わりの方が物語も一気呵成に進んでいく。こちらも、一気に読んでしまう。
「刑事マルティン・ベック」はシリーズとして面白そうだが、さてどうしようか。
翻訳のまずさを指摘する声が多かった。確かに、よく知らないながらも銃の種類など、ちょっと変だなと思うところはあった。
それよりも、『しばらく立ってまた声がした。』というのを見て、日本語が堪能ではないのかなと意地悪なことを思ってしまった。
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