和久井清水【孤道 完結編 金色の眠り】
価格:778円
カテゴリ:一般
発売日:2019/03/15
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
サイズ:15cm/349p
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-515072-6
殺された鈴木の祖父のノートを託された浅見は、事件の核心に迫る記述に引き込まれていく。内田康夫の筆を継ぐ新人による完結編。【「TRC MARC」の商品解説】
これまで連綿と続いていた浅見光彦シリーズを、思いもかけず他の人が引き継いだ。
途中で終わってしまった【孤道】を受けての挑戦だ。
書き手が変わったことで違和感があるかと思ったが、それはさほど感じなかった。
本書では新たに、ノートに登場する森高教授の子供時代の話など、日本の旧来の悪しき習慣なども登場する。
また、学問の世界の醜さにも触れていて、これは現実世界でもありそうだ。
浅見はノートを読むうちに、自分が鎌足の秘宝を探しているような錯覚に陥っていく。
そして思いがけないところで、その秘宝を見つけるが……。
持ってきた人とそれを守った人の気持ちを大事に、浅見もまた秘密を持ち続ける決意をしたのだった。
最期、浅見は「孤独」に熊野「古道」を歩く。彼にとっては修行になり、なにがしかの成長が期待できるだろう。
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