【検事の本懐】
価格:756円
カテゴリ:一般
発売日:2018/07/24
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
サイズ:15cm/428p
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-106659-1
連続放火事件に隠された真実を追究する「樹を見る」、東京地検特捜部を舞台にした「拳を握る」ほか、検事・佐方貞人が活躍する、法廷ミステリー第2弾。第15回大藪春彦賞受賞。【商品解説】
第2弾とあるが、冒頭の【樹を見る】では検事佐方の登場はかなり遅い。
ちょっと変わった本だ。
第2弾とあるが、冒頭の【樹を見る】での検事佐方の登場はかなり遅い.
警察官同士の確執を描いていて、最後に佐方が別の見方で事件を解決するという趣向。
次の【罪を押す】でも、あやうく冤罪になりかけた事件を、徹底した調査で佐方が救う。
三作目の【恩を返す】では、佐方の過去も語られる。
なぜ佐方は、徹底した調査をするのか。
その答えは、彼の生い立ちにあった。
佐方の父親は優秀な弁護士だったが、信義のために敢えて冤罪を受け入れて服役し、その秘密を明かすことはなかった。
その父を見て育った佐方は、冤罪を無くすために徹底した調査を行うようになったのか。
解説にあるように、本書の「不公正なことに対する怒り」が、「読んでよかった!」に繋がっている。
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