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2019.08.19

【日曜の午後はミステリ作家とお茶を】

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価格:1102円
カテゴリ:一般
発売日:2018/05/11
出版社: 東京創元社
レーベル: 創元推理文庫
サイズ:15cm/338p
利用対象:一般
ISBN:978-4-488-28704-7

稀覯本盗難や、講演を頼まれた大学での殺人事件…。ミステリ作家のシャンクスは、いくつもの謎や事件に遭遇し、推理を披露して見事解決に導いていく。【「TRC MARC」の商品解説】

はい、お茶を飲みながら、楽しくサクッと読めました。

 

「事件を解決するのは警察だ。ぼくは話をつくるだけ」そう宣言しているミステリ作家のシャンクス。
出てくる謎も色々で、犯罪と呼べないものも多い。

シャンクスはそれらに興味を抱き、納得いくまで調べたものは自分のものとせず、あとは司直に任せている。
浅見光彦なんかとは視点も違って、でも市民が関心を持ってのめり込むという点では、同じジャンルかな。

いつも妻のクララに主導権をにぎられているようで、その実しっかりと自分のしたいことをしている。
世のご亭主族も見習える点が多い。

一つ興味深かったのが、シャンクスが乗っているのが「トヨタ」だということ。
「へー」という感じである。

シャンクスの作品を酷評した批評家をギャフンと言わせる【シャンクスの手口】が、面白かった。

しかし、登場人物たちがやたらと「顔をしかめ」たり、シャンクスのぼうぼう眉が上がったり下がったりするのは、どうにも馴染めなかった。

 

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