米澤 穂信【氷菓】
価格:562円
カテゴリ:一般
発売日:2001/10/31
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
サイズ:15cm/217p
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-427101-5
何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。
「古典部シリーズ」の最初の本らしい。
【米澤 穂信 と古典部】という本もあるくらいなので、著者にとってもお好きなシリーズなのだろうか。
【遠回りする雛】が好きだったので、もう少し読んでみたくなった。
高校生になった奉太郎が姉からの手紙で古典部に入部せざるを得なくなったところから始まる。
ところが千反田 えるという女子も入部しており、おまけに幼なじみの悪友までもが部員に。
そこで起きる色々な謎を、奉太郎が解いていく短編集。ほんの些細なことからヒントを得る奉太郎が面白い。
最近読んだ探偵ものの事件に気持ち悪いのが多かったので、こうした爽やか系は読んでいてホッとする。
本書では奉太郎が千反田を完全にお嬢さま扱いしているのが面白い。
やはりタイトルの【氷菓】の謎が主題だろう。千反田の積年の課題も解決されたのだから。
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【ふたりの距離の概算】(18.08.09)
【遠回りする雛】(18.04.11)
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