貴志祐介【狐火の家】
価格:720円
カテゴリ:一般
発行年月:2011.9
出版社: 角川書店
レーベル: 角川文庫
サイズ:15cm/358p
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-197908-2
長野県の旧家で、中学3年の長女が殺害されるという事件が発生。突き飛ばされて柱に頭をぶつけ、脳内出血を起こしたのが死因と思われた。現場は、築100年は経つ古い日本家屋。【「BOOK」データベースの商品解説】
これはまた、変わった探偵。
「防犯探偵」とあるが、本職は泥棒である。しかしこういった設定は時々あって、森博嗣の保呂草シリーズもそうだった。
美人弁護士と組んで、密室事件を解決する。シリーズもので、本作は第2弾だとある。
表題作【狐火の家】の他、【黒い牙】【播端の迷宮】【犬のみぞ知る】を収録。
【狐火の家】は、結局榎本は事件を解決したことになるのかな?真相は解っていたのだろうが。かなりゾッとする結末だ。
【播端の迷宮】では、プロのスポーツや囲碁将棋などで不正行為があった場合、それが刑事罰の対象になるかどうかが問われていた。
【犬のみぞ知る】は、犬の習性などを利用した犯行。
登場人物たちの名前(芸名ではあるが)や行動がふざけすぎて、白けてしまった。
以前読んだ【青の炎】(05.08.19)がよかっただけに、ちょっと興ざめ。
榎本は面白いので、もっと題材が良ければシリーズの他のものも読むのだが……。
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