穏やかな秋彼岸を迎えられることを願って。名歌「里の秋」誕生の物語
穏やかな秋彼岸を迎えられることを願って。名歌「里の秋」誕生の物語
童謡の背景には、思いもよらない物語がひそんでいることがある。
例えば、野口雨情の【シャボン玉】など。
この歌は、子どもの頃からよく口ずさんでいた。
『かあさんとただふたり』『とうさんんのあのえがお』の意味は、もう少し大きくなってから知ったことである。
ただ元歌が戦争鼓舞のものだとは、今回初めて知った。
しかし戦後生まれ変わったこの歌は、多くの引き揚げ者の涙を誘ったという。
この歌に描かれたような里の風景は、今はもうなかなかお目にかかれなくなった。
秋の夕暮れの、もの悲しい風景も、さまがわりしてしまった。
それでも、「風たちぬ」頃になると、もの悲しい思いにとらわれる。
今日は、彼岸の入りである。
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