樋口 有介【少女の時間】
著者:樋口有介
価格:880円
カテゴリ:一般
発売日:2019/05/21
出版社: 東京創元社
レーベル: 創元推理文庫
サイズ:15cm/352p
利用対象:一般
ISBN:978-4-488-45917-8
未解決殺人事件を調べ始めた柚木。ところが調査を始めた途端に関係者が急死する事態に。美人刑事や美人依頼主など美女たちに囲まれて、柚木は真実にたどり着けるのか。柚木草平シリーズ。【「TRC MARC」の商品解説】
柚木ものは、これまで
【探偵は今夜も憂鬱】と
【不良少女】を読んだ。
順番通りではないのだが、柚木はいつも同じ感じ。永遠の38歳?
今回は別居中の妻と暮らす、娘加奈子との夕食から始まる。
加奈子の方はどんどん成長していくのに、柚木は38歳のままなのか?
連続して読んでいないので、その辺りの人間関係もよく覚えていない。
さて本書では、その加奈子が持ちかけた奄美大島行きから、2年前の未解決事件へと入って行く。
しかしどうしてこう、個性的な女ばかりが登場するのだろう。
NPOが入っているビルの持ち主である山代千絵には、吐き気がする。
チチャなる酒は、気持ちが悪い。
唯一、柚木の娘加奈子の存在が救いだ。
最後に解った真相は、かなり辛い。
著者の自作解説によると、重い話でも笑ってもらえたらとのことだが、それは成功していると思う.
千絵の話以外は、けっこうユーモラスで楽しい。ちょっと過剰気味ではあるが。
柚木は実は几帳面な性格で、洗濯が趣味。
料理も得意で、「ジャガイモのピザ」はおいしそう。
薄切りにしたジャガイモとタマネギ、ベーコンとメルトチーズを加えてフライパンで焼く。
カマボコの生ウニ和え梅干し味
キウリの塩もみショウガ添え
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