2019.11.30
医学部入試と、11月の検索語
医学部入試で出た「他人のおにぎり問題」あなたはどう答えますか?という記事が、面白かった。
あまり頻繁には検索語を見ていないので、少ししか挙げられなかった。
菜の花で堤防が崩れる…根腐れで空洞、植え替えへ(17.05.01)
トラベラーズノート その後(18.10.29)
大沢在昌【ザ・ジョーカー】(05.08.05)
コリン・デクスター【ニコラス・クインの静かな世界】(17.09.23)
山陽新幹線(14.06.26)
精進料理はヘルシー?(12.05.12)
堂場瞬一【約束の河】(12.12.05)
大阪駅前地下道:愛され半世紀、梅田の地下名店 月末退去(14.10.04)
川淵圭一【窓際ドクター】(18.07.20)
久世光彦【触れもせで】(06.02.22)
【3コマまんがですぐできる 10秒ゆるみストレッチ】と、10月の検索語(10月31日)
2019.11.29
米澤穂信【真実の10メートル手前】
著者:米澤穂信
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2018/03/21
出版社: 東京創元社
レーベル: 創元推理文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-488-45109-7
滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執−。己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するフリージャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。「名を刻む死」「綱渡りの成功例」など、粒揃いの6編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
表題作【真実の10メートル手前】は、起業した兄妹の会社が倒産した話。そして二人とも行方不明に。その一人真理の妹から依頼されて、太刀洗万智は彼女を探しに行く。インタビューしたいという取材目的でもあったが。
こんな最後って!
何も解決していないのでは。「真実」は何?読者は、「10メートル手前」で折り返さざるを得ないのか?
【正義漢】という名の嫌らしい人物と、彼をおびき寄せた大刀洗。この項冒頭の記述は、読んでいて気持ちが悪くなった。
しかし、はた迷惑な人間というのはどこにでもいるもので、その人物が奇禍に遭ったとて、喜ぶというのは人としてどうだろうか?
【恋累心中】
理不尽なことをされた女子高生と、その恋人の心中ではあったが。
その死の現場は、少々不自然なところがあった。
雑誌記者の目から見た、大刀洗。
キビキビと、真実に近づいていく。
【名を刻む死】
ここまでは関係者の一人称で進んできたが、本編は三人称だ。
近所にかなり迷惑を掛けていた老人の孤独な死。その死の発見者である中学生と、御手洗の対決?
老人の「ひととなり」を知るために、老人の息子 を取材する御手洗に同行する。
この中学生は、あることで悩んでいた。
老人の息子が父親を罵倒するのを聞き、自分が将来そうなるのではと恐れ始める。
だが、御手洗に話すことによって救われる。
いつも冷たい印象のある御手洗だが、ある意味一人の中学生を救ったとも言える。
【ナイフを失われた思い出の中に】
今度は、仕事で日本へ来ているユーゴスラビア人の語り。
3歳の姪を殺した若いおじさんの話。
二転三転する真実を、御手洗が洗っていく。
真実は時に、非常に残酷だ。
【綱渡りの成功例】
長野県で未曾有の大雨が降り(まるで今年みたいだ)、山崩れが起きて孤立した住宅から老人夫婦を救い出す話。
地域の消防団員が語り手になっている。彼は、御手洗の後輩にあたる。
救い出された老人の話から、ちょっとした矛盾を見つけ出す御手洗。
血なまぐさい事件ではないが、老夫婦にとっては非常に大切な出来事だった。
御手洗の描写が、少々類型的な印象を受けた。
2019.11.28
2019.11.27
真保裕一【ローカル線で行こう】
著者:真保裕一
価格:968円
カテゴリ:一般
発売日:2016/05/13
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-293392-6
廃線間際の赤字ローカル線。その未来を託されたのは新幹線の若きカリスマ・アテンダント。読めば元気が出る痛快鉄道再生ミステリー!【商品解説】
最近よく見られる、公募社長による再生ストーリーの一種。
本書は公募ではなく、鉄道会社会長で町長もしている五木田が引っ張ってきたもの。
もりやま鉄道は、東北地方の一第三セクターの鉄道会社。
引っ張ってこられたのは、東北新幹線でカリスマと呼ばれていたアテンダント。
それに、県都から出向してきたお目付役の役人。
鉄道会社の社員たち。
彼女が次々と繰り出すアイデアで、少しずつ業績は上向き、順風満帆かと思われたが……。
線路への妨害、電源コードの切断、駅舎での不審火……不審な出来事が起き、ミステリの要素も加わる。
ここが、阿川大樹【会社!売ります】とちがうところかな。
2019.11.26
堂場駿一【時限捜査】
著者:堂場駿一
価格:902円
テゴリ:一般
発売日:2017/12/14
出版社: 集英社
レーベル: 集英社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-745671-4
大阪で連続爆破事件発生。犯人は大阪駅で人質をとり、現金十億円と逃走用ヘリを要求。梅田署署長島村は24時間以内の解決のため、狙撃を画策し……。
少々不自然な大阪弁が気になるが、まぁ仕方ないだろう。
【検証捜査】に大阪から出向いていた島村は、梅田署の署長になっていた。
次の職場に移る最終日に、ドローンを使った連続テロ(らしい )が発生。
それと、大阪駅の人質事件は関係あるのか?
同じ頃、東京でも殺人事件が。
そして、元になった話は、埼玉から始まっていた。
伏見が殺される前に『大阪を焼け野原にしてやる』(だったか?)とつぶやいていたことが、大きな伏線というか、ヒントになっている。この言葉のせいで、話がある程度読めてしまうのはどうなのだろう?
それからもう一人、射撃の名人で次の日大会に出る予定だった下倉がいる。彼の動きも重要だ。
2019.11.25
2019.11.24
2019.11.23
2019.11.22
2019.11.21
2019.11.20
樋口有介【彼女はたぶん魔法を使う】
著者:樋口有介
価格:859円
カテゴリ:一般
発行年月:2006.7
出版社: 東京創元社
レーベル: 創元推理文庫
利用対象:一般
ISBN:4-488-45901-3
元刑事でフリーライターの柚木草平は、雑誌への寄稿の傍ら事件調査も行なう私立探偵。今回もち込まれたのは、女子大生轢き逃げ事件。被害者の姉の依頼で調査を始めたところ、話を聞いた被害者の同級生が殺害される。【「BOOK」データベースの商品解説】
柚木草平シリーズの一作目。
初っぱなから、美女満載のお話し。
しかし一番かわいそうだったのは、親友にも裏切られたかも知れず姉にもその保険金を当てにされてしまった、島村由美ではなかろうか。
シリーズ一作目と言うわけでもなかろうが、別居中の妻知子がしつこい。
娘加奈子は、この時小学4年生。母親よりは、うんと常識がありそうだ。
本書にも、「ジャガイモのピザ」が出てくる。
それにしても、最後の方で登場する祐子には、イライラさせられる。
随分、傍若無人で自分勝手だ。
2019.11.19
樋口有介【夏の口紅】
著者:樋口有介
価格:607円
カテゴリ:一般
発売日:2009/07/10
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-753108-9
夏休みの十日間を描いた、甘くせつない青春小説。【「BOOK」データベースの商品解説】
「ぼく」笹生礼司の母親や、父の再婚相手の姉の描写など、著者の作品には少々変わった女性が登場する。今回も彼女らからは、少々鬱陶しい印象を受けていたのだが……。
季里子も最初そうした女性たちの一人かと思ったのだが、よくしゃべるようになってからが、俄然面白くなる。
父の遺言で、遺品の蝶を渡すべく姉を探すが……。
途中、季里子の叔母で今は母親になっている高宮夫人からは、季里子と付き合うなと言われてしまう。
そして、思いがけない展開が。姉という人の親友だったのは……。という真実。
この礼司は、一見いい加減な大学生のようで、実はかなり繊細な青年だ。
そして、最後の一言がいい。
たしかに、20歳過ぎての初恋なんて、かっこ悪いかも。
解説が米澤穂信というのも、ひょっとしたら偶然ではなく必然であったのか。
この本を読んだ人の感想に、「初めて読んだ、もっと読みたい」というのがあったが、ある意味裏切られると思う。
本書は、著者にしては珍しく(?)純な小説だ。
2019.11.18
【米澤穂信と古典部】
著者:米澤穂信
価格:1,210円
カテゴリ:一般
発売日:2017/10/13
出版社: KADOKAWA
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-106051-3
〈古典部〉シリーズ15年の歩みを語った米澤穂信のインタビューをはじめ、北村薫、恩田陸らとの対談、古典部メンバーの本棚等を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
あ、単純な短編集ではなかったんだ。
実物を見て買わないネットショッピングだと、こうしたことは往々にしてある。
いつもと同じ短編集かと思ったのが、届いてみたら全然違った。
ちょっとがっかりしたのは事実。
だが、これがけっこう良かった。
まず、著者のお姿を拝見したのがお初。
想像していた(かな?)とは違う印象。
北村薫さんや恩田陸さん、それに綾辻行人さんや大崎梢さんとの対談も楽しかったが、圧巻だったのが、登場人物4人の本棚。
奉太郎は、吉村昭や新田次郎を読んでいる。天童真とは、しぶい。
レマルクの【西部戦線異状なし】は、自分も高校時代に読んだなぁ。これは、嬉しい。
朔太郎の詩集もある。
千反田えるは、翻訳物が多いなぁ。
【夏の扉】も読んだのね。クリスティは、【春にして君を離れ】か。これ、自分もクリスティの中では好きな方だな。ミステリではないけど。
ショウペンハウエルや志賀直哉もあるよ。
福部里志の本棚は、ちょっと変わった本がある。いや、単に自分の知らない本が多いだけだが。
【聖の青春】、福部は将棋も結構強いのは、【今さら翼といわれても】に出てきていた。
お、【スローカーブをもう一球】がある。自分も最近読んだので、嬉しい。
そして、伊原摩耶花。さすがに「漫画だな」だけあって、ほとんど知らない本だ。
登場人物のプロフィールや隠れネタなど、大変楽しい一冊でした。
2019.11.17
ドドドドド!一瞬で座席バタン 京阪のる人におもてなし
いや、結構当たり前に思っていたが、珍しいのかな?
そんな、「おもてなし」ちゅうほどのもんでもないやろに。
それはそうと、一度プレミアムカーに乗ってみたいな。
2019.11.16
またね、講義室ゴロゴロ「斎藤さん」阪大ネコ追悼写真集
夕刊のトップ記事。平和なのか!
「教科書の上に乗ってきてメモがとれなかったこともある」という学生も。
ネコは、すぐ人の邪魔をするもんね。
動画もあった。
2000年頃からいたとすると、徹也も出会っていた可能性がある。
2019.11.15
米澤穂信【いまさら翼といわれても】
著者:米澤穂信
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2019/06/14
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-108164-8
奉太郎が「省エネ主義」になったきっかけ、えるが合唱祭の出番前に行方不明になったわけ−。〈古典部〉メンバーの新たな一面に出会う、全6篇。【「TRC MARC」の商品解説】
先日読んだ柚月裕子【孤狼の血】のような重たい話の次は、こういうホッとするものがいい。
【箱の中の欠落】は、高校の生徒会会長選挙を巡っての事件。
投票数が生徒数を上回っているという珍事が起きた。
最初の方の、姉宛に来た同窓会通知のハガキが伏線になっていた。
【鏡には映らない】ここでは伊原が語り手になっている。
彼らが中学の時の話だから、千反田はあまり登場しない。
これまでと違った、ちょっと変わった話。だが、被害者(であることに間違いない女生徒)にとって、奉太郎はまさにヒーローだろう。
【連峰は晴れているか】ここではまた奉太郎の語りに戻っている。
中学時代の教師のちょっとした言動を思い出した奉太郎。その行き着いた先には、思いがけない真実があった。
なぜ、小木先生は、ヘリを見て笑顔になれたのか?
その謎は解けない。
【わたしたちの伝統の一冊】は、また伊原の語り。
1年生の文化祭の頃、伊原の入っている漫研では、かなりひどいいざこざがあった。
それから1年、元凶(?)だった先輩が退部し、二つの派は何とか均衡を保っているようでもあった。
そんな中、伊原は誘われて騒ぎの渦中に入って行ってしまう。
漫画を描くものとして、かなりの実力を持っている伊原。
最後には、彼女なりの決断をする。
今回は、奉太郎も千反田も登場せず、福部だけが脇役になっている。
【長い休日】
奉太郎が、「やらなくてもいいことはやらない、やるときは手短に」という信念(?)を持つようになったきっかけの話。
出先で千反田に出会った奉太郎は、一緒に神社のほこらの掃除をする。
その時、落ち葉を集めながら語ったのは、小学校での体験。
それ以来、上記モットーを掲げている奉太郎だが、彼の姉によると、それは「長い休日」に入ったことになるのだそうな。
そして姉は、誰かがその休日を終わらせるはずだとも言う。
はたして、その「誰か」とはだれか?
表題作【いまさら翼といわれても】は、千反田の話で始まっている。
歌の練習をしているとき、父親に呼ばれて大事な話を聞かされたようなのだが……
そのあとは奉太郎の語りで、伊原から合奏祭に出るはずの千反田が来ないという連絡を受ける。
そして千反田を探すのだが、千反田は「今さら翼といわれても」という状態におちいっていたのだった。
俺は言うべきことはいい、やるべきことはやった。あとはもう、どうしようもないほどに、千反田自身の問題だ。
紹介文にもあるとおり、これまでとは少し趣の違う話ばかりだった。
2019.11.14
Kindleのトラブル
昨日、Amazonから新しい本をポチった。
読んでいる本が終了したので、その新しい本を読もうとしたが、いつまで経っても出てこない。
その時点ではじめて気づいた。
Wi-Fiに接続していなかったのだ。
ところが、パスワードを入れても、「間違っています」の警告が。
モバイルから試してもダメ。
Kindle側の問題の場合はトラブルシューティングへ聞けというアドバイス通り、パソコンから「Wi-Fiに接続出来ない」でお伺いを立てる。
またも、再起動で直ったのだった。
「再起動」ということは頭に浮かんだのだが、手動で出来るとは知らなかった。
iPadでも読めるのだが、やはりKindlelの方が落ち着くし、持ち歩きにも軽いものね。
2019.11.13
2019.11.12
無印良品のハイネックTシャツ
今頃着るプルオーバーを探していた。
かなり前には、ユニクロのヒートアップのものを着ていたのだが、ユニクロは着ないことにした。
昨年まではシャツブラウスを多用。
しかしやはり、家で着る服としては、袖口が少々鬱陶しい。
そんな時、無印良品で綿のハイネックTシャツというのを見つけた。
「綿」というのに抵抗があったのだが(暖かくないというイメージ)、「綿であったか」という言葉に釣られて購入。
オフホワイト・チャコールグレー・ブラックの3枚。何と、一枚990円。
首が窮屈といレビューもあったが、自分はそうは思わない。
袖ぐりが若干キツいかなとも思うが、L寸だと逆に袖が落ちてしまうかもしれないし。
少し様子を見て、気に入ったら晩秋から初冬の定番にするかもしれない。
他に、「ヤク」毛入りのロングカーディガンも。
これも暖かくていい。
2019.11.11
2019.11.10
寿木けい【いつものごはんは、きほんの10品あればいい】
著者:寿木 けい
価格:1540円
カテゴリ:一般
発売日:2019/10/16
出版社: 小学館
利用対象:一般
ISBN:978-4-09-310633-7
おいしくて持続可能で、体に優しくて食べ飽きない。「名もなき20秒卵」「飲みたい酢の物」などきほんの10品と、それらを使った平日夜の献立の組み立て方を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
いつもTwitterで「140字ごはん」という方にお世話になっている。
簡単でおいしい一品を、140字内で書いてアップしておられるのだ。
その方が寿木けいさんと仰るとは、今回本を上梓なさって初めて知った。
若い方が、基本を身につけるのにぴったりな本。
本書はレシピだけでなく、エッセイ風のご家庭語りが楽しかった。
2019.11.09
2019.11.08
2019.11.07
ドラマ【シャーロック 第5回】
今週は、早く見た。
母親の気持ちはよくわかるけど、もっと早く息子の本当の気持ちを推し量るべきだったのでは。
矛盾しているなぁと思ったのが、父親が家を空けるようになった理由。女性問題があったからではない、妻の態度に不満を感じていたからだ。
それを、家を空けるようになったから、自分が息子にのめり込むようになったというのもおかしな話だ。
テレビに顔出しした表情(ノーメーク)については、すぐ気づいたよ。
今回もベーカー街遊撃隊、かわいい。もっと出番があったらいいのに。
若宮君も、どんどんいい感じになっていってる。
シャーロックのオーバーアクションも、まぁ許されるか。笑ってみることが出来る範囲だ。
俳優など見ないで観るから、余計な先入観なしに観ることが出来ていい。
若宮真由美、こんな風になったんだな。
2019.11.06
堂場瞬一【凍結捜査】
著者:堂場瞬一
価格:968円
カテゴリ:一般
発売日:2019/07/19
出版社: 集英社
レーベル: 集英社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-745898-5
函館と東京で起きた連続殺人。函館中央署の保井凛は、警視庁の神谷と捜査を進めていくが…。連続殺人の狙いは金か怨恨か? 巧妙に計画された重大犯罪に熱き刑事魂の捜査チームが挑む! 【「TRC MARC」の商品解説】
以前読んだ【検証捜査】(17.07.15)から何年か後。
神谷は凛と付き合っている。
その凜が勤める函館で、事件が起きる。
何とも進展がなく、読んでいても凛と一緒にイライラする。
やがて、舞台は東京へ。
函館から姿を消した女性が、被害者(元々被害者であったが)になる。
そして【検証捜査】で上司だった永井の、不審な行動。
そして再び、函館へ。
話はロシアマフィアという、国際的な問題にまで膨らんでいった。
こんなことが、本当にあるんだ。
背筋がゾッとする。
関連記事
【複合捜査】(17.09.11) 埼玉の桜内が主役
2019.11.05
警官制服姿で買い物OK
これは三重県の話だが、いいことだと思う。
どうも公務員が仕事の途中で店に立ち寄ったりすると、「サボっている」というクレームがあるらしい。
それを恐れて、制服での立ち寄りを禁止しているところもある。
Twitterで、とある病院で「白衣を着た医者が買物をしていた」というクレームが届いたとき、病院からは「医者も人間、休憩も必要」という回答があったとか。
(サボっているという)確証も無しのこうしたクレームは、ギスギスした社会を作るだけだと思うのだが。
2019.11.04
2019.11.03
向田邦子【隣りの女】
著者:向田邦子
価格:627円
カテゴリ:一般
発売日:2010/11/10
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-727722-2
人妻の恋の道行を描いた表題作をはじめ、おひとり様の恋心を衝いた「胡桃の部屋」、絶筆「春が来た」他、全5篇を収録した珠玉の短篇。【「TRC MARC」の商品解説】
何年かぶりで読みたくなった、著者の本。
表題作の【隣りの女】は、平凡な日々を送っている人妻のつかの間のアバンチュール。
つましい暮らしをしているようでいて、随分思い切ったことをする。
向田邦子さんって、意外とこういうシビアなものを書いていらっしゃったんだ。
【幸福】は、やっとつかみかけた幸せだがちょっとした瑕疵が見つかった。それを胸にたたんで、新しい生活に踏み出そうとする女性。
しかし、うまくいくのかなぁ。
【胡桃の部屋】は、辛い。
父親が家出して、残った母親と長女・長男・次女。
長女は未だ学生の弟妹を支えるため、付き合いも断って一生懸命働く。
気働きが効くように見えて、それが空回りしていく様子が切ない。
【下駄】では、出前を持ってくる店員が、思いがけず異母弟であったことに振り回されるサラリーマンを描いている。
顔つきから爪の形までそっくりな彼を疎ましく思いながら、一方では懐かしさも感じている。
弟の立場からすれば、もっと優しくして欲しかったのだろうが。
【春が来た】は、飛行機事故で亡くなった著者の遺作にあたるという。
全くの嘘ではないのだが、家や家族のことで少々見栄を張ってしまって、窮地に陥る娘。
一緒にいるときにハプニングがあり、彼に送ってもらう羽目になってしまった。
さぁ、どうする。
この家族に、つかの間の春が来て、だがやがて花は散っていった。
2019.11.02
池袋の新名物「赤い電気バス」
池袋の新名物「赤い電気バス」に乗ってみた 10本のタイヤでゆっくり走る
かわいい!乗ってみたいな。
でも、池袋に行くことなんてないなぁ。
あ、やっぱりというか、デザインは水戸岡鋭治さんだって。
内装も、座席も楽しそう。
たまに黄色いバスも走るみたい。「幸せの黄色いバス」かな。
2019.11.01
10月の読書メーター
10月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2889
ナイス数:479明るい夜に出かけて (新潮文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/10/post-4a28ce.html
読了日:10月26日 著者:佐藤 多佳子小僧の神様―他十篇 (岩波文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/10/post-d23d9c.html
読了日:10月23日 著者:志賀 直哉明日の空 (創元推理文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/10/post-78a8ce.html
読了日:10月16日 著者:貫井 徳郎慈雨 (集英社文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/10/post-83f162.html
読了日:10月13日 著者:柚月 裕子旅屋おかえり (集英社文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/10/post-8f46d6.html
読了日:10月11日 著者:原田 マハサブマリン (講談社文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/10/post-9a11eb.html
読了日:10月06日 著者:伊坂 幸太郎ナオミとカナコ (幻冬舎文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/10/post-482118.html
読了日:10月05日 著者:奥田 英朗小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/10/post-74ee38.html
読了日:10月01日 著者:志賀 直哉
読書メーター
最近のコメント