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2019.11.18

【米澤穂信と古典部】

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著者:米澤穂信
価格:1,210円
カテゴリ:一般
発売日:2017/10/13
出版社: KADOKAWA
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-106051-3

〈古典部〉シリーズ15年の歩みを語った米澤穂信のインタビューをはじめ、北村薫、恩田陸らとの対談、古典部メンバーの本棚等を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

あ、単純な短編集ではなかったんだ。
実物を見て買わないネットショッピングだと、こうしたことは往々にしてある。

いつもと同じ短編集かと思ったのが、届いてみたら全然違った。
ちょっとがっかりしたのは事実。

だが、これがけっこう良かった。

まず、著者のお姿を拝見したのがお初。
想像していた(かな?)とは違う印象。

北村薫さんや恩田陸さん、それに綾辻行人さんや大崎梢さんとの対談も楽しかったが、圧巻だったのが、登場人物4人の本棚。

奉太郎は、吉村昭や新田次郎を読んでいる。天童真とは、しぶい。
レマルクの【西部戦線異状なし】は、自分も高校時代に読んだなぁ。これは、嬉しい。
朔太郎の詩集もある。

千反田えるは、翻訳物が多いなぁ。
【夏の扉】も読んだのね。クリスティは、【春にして君を離れ】か。これ、自分もクリスティの中では好きな方だな。ミステリではないけど。
ショウペンハウエルや志賀直哉もあるよ。

福部里志の本棚は、ちょっと変わった本がある。いや、単に自分の知らない本が多いだけだが。
【聖の青春】、福部は将棋も結構強いのは、【今さら翼といわれても】に出てきていた。
お、【スローカーブをもう一球】がある。自分も最近読んだので、嬉しい。

そして、伊原摩耶花。さすがに「漫画だな」だけあって、ほとんど知らない本だ。

登場人物のプロフィールや隠れネタなど、大変楽しい一冊でした。

 

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