2020.01.31
「北斗星」誕生と、1月の検索語
アクセス解析の「忍者」君が不調なので、検索語があまり判りませんでした。
「忍者」の不調は、今も続いています。
13歳の遺族代表(06.01.17)
「思いつきノート」(11.12.09) 結局使っていないけど……
コリン・デクスター【死はわが隣人】(13.01.09)
ギャラリー212(15.08.14)
【ある機関助士 「常磐線 急行みちのく」】(14.07.20)
忘れられない大河ドラマ(19.02.03)
寿木けい【わたしのごちそう365】(18.07.30)
黒猫のケーキ屋さんと、12月の検索語(19.12.31)
2020.01.30
服部文祥さんが選ぶ「ド直球青春スポ根」
(平成ベスト本)服部文祥さんが選ぶ 「ド直球青春スポ根」に没入
一位はなんと、佐藤多佳子さんの【一瞬の風になれ】で、うれしい!
読んだのは紙本だったけど、Kindleで出ている。
再読しよう!
他の4冊は、読んでないなあ。
司馬遼太郎【街道をゆく 1】湖西の道、甲州街道、長州路 ほか
著者:司馬遼太郎
価格:660円
カテゴリ:一般
発売日:2008/08/01
出版社: 朝日新聞出版
レーベル: 朝日文庫
サイズ:15cm/291,8p
利用対象:一般
ISBN:978-4-02-264440-4
「湖西のみち」から、二十五年の『街道』の旅は始まった。琵琶湖西岸の渡来人の足跡を確かめ、信長が逃げ込んだ朽木谷を訪ねる。幼いころの著者が遊んだ奈良の「竹内街道」、「私は日本の景色のなかで馬関(下関)の急潮をもっとも好む」と書く「長州路」には幕末を彩った吉田松陰、坂本竜馬らも登場する。【「BOOK」データベースの商品解説】
何故か、司馬遼太郎を読みたくなった。それもフィクションではないものを。
いつか懐かしい道に出会えるかと思って選んだ、このシリーズ。
全巻通して読めるだろうか。
2020.01.29
2020.01.28
2020.01.27
横溝正史【貸しボート十三号】
著者:横溝正史
価格:418円
発行年月:197601
出版社: KADOKAWA
ISBN:978-4-04-130430-3
白昼の隅田川にポツンと漂う一艘の貸しボート。そのボートの中を見た人々は一斉に悲鳴を上げた。中には、首を途中まで挽き切られ、血まみれになって横たわる男女の惨死体が!
冒頭の【湖泥】は、戦後まだ間もない頃の地方の出来事。
戦争が残した傷跡は、なかなか癒えるものではなかった。
そして、当時の村の人々はよそ者には無関心だった。それが、この犯罪を引き起こしたとも言える。
表題作の【貸しボート十三号】は、本の中でもたびたび出てくるが、何とも凄惨な事件である。
しかし結局その犯人には、同情すべきところもあった。
また、その犯行の隠蔽をはかった彼の友人は、見た目とは違って気持ちの優しい男だった。
ボート部の学生たちの描写が、この気持ちの悪い事件を救っているような気がする。
三作目【堕ちたる天女】の舞台は、浅草。
相次ぐストリッパー殺し。
果たして犯人は、売れない彫刻家か?
書かれたのはいつ頃なのだろう?「同性愛病患者」という言葉が出てきて、ビックリした。
2020.01.26
ドジな話
東京へ行くのに新幹線を予約する必要があるが、帰宅したらなかなか「みどりの窓口」へは行けない。
それならと、山口を発つ朝、EX予約をした。
新大阪発東京行きをとって、「帰りも予約」をつい押してしまった。
そのまま何事もなく予約できたのだったが……
新山口駅で発券する際、「日帰りですね」と問われて「えっ?」となった。
いつもは往路をとりあえず予約し、復路は別の日に改めて取ることが多い。この日の内に発券をと思っていたので、つい「帰路も予約」してしまったのだ。
慌てて往路のみ発券して貰い、駅構内でパソコンを開いて予約変更をする。
幸い次の日の同じ列車が取れた。
慌てるとダメだなぁ。
画像は山口からの帰途、上流を臨む。
この上流に、高校時代住んでたんだなぁ。
2020.01.25
山口へ行ってきた
三日ほど、湯田温泉へ行ってきた。
温泉がメインではないのだが、山口市へ来るときはここへ泊まることにしている。
普通はビジネスホテルなので、温泉街で泊まれるのはありがたい。
ここは三度目で、個人的に来たのも含めると5度目か6度目になる。
一回は、家族で車で来た。その時は、中原中也記念館だとか廻って、秋吉台まで行った。
仕事できたときは、次の日に職員さんが(休暇を取って)萩まで案内して下さった。
電車で来るときは、山口線で湯田温泉駅が最寄りになる。
この駅には大きな白い狐さんがいて、今回も逢えるのを楽しみにしていたのだが、残念ながらすっぽりと覆われていた。
湯田温泉には白虎伝説があって、傷ついた狐が温泉でその傷を癒やしたのだという。
本番が終わっても自費で泊まって、22日の夜はゆっくり過ごした。
食べ過ぎの感あり!
そうそう、駅名標が右から書かれているのに、今回気づいた。ちょっと楽しい。
以前はどこでもそうだったのが、いつ頃から左から書くようになったのだろう?
2020.01.24
【わが家は祇園の拝み屋さん】
著者:望月麻衣
価格:572円
カテゴリ:一般
発売日:2016/01/23
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-103796-6
ある理由から中学の終わりに不登校になってしまった小春は、京都の祇園にある祖母の和雑貨店を手伝うことに。和菓子職人の叔父・宗次朗や大学生のはとこ・澪人と過ごすうちに小春の心は少しずつ解けていくけれど…。【商品解説】
11刊も出ているシリーズもの。unlimetedだったので読んでみた。
著者は京都在住だが、出身は北海道だ。
そのせいか、文中の京言葉がなんとなくしっくりこないところがある。
第一章 では、小春が京都で暮らし始めて、少しずつ気持ちを開いていくところが描かれる。
その間、祖母吉乃の霊力(?)を知ったり、はとこにあたる澪人に心引かれたり。
第二章
亡くなった妻が出てくると父が言うという話を持ち込んできた女性は、実は……
その「妻」は、小春にも見えた。
ということは……
と、だんだん小春のことも明らかになっていく。
このあと、怪かし(?)が出てきたりするが、シリーズが続いているということは、小春は東京へ帰らずにここに留まることになるのだろう。
さて、続きを読んでいくかなぁ?
小春と澪人の因縁があるようで、気にはなるが……。
2020.01.23
2020.01.22
2020.01.21
2020.01.20
法月綸太郎【名探偵傑作短篇集 法月綸太郎篇】
著者:法月綸太郎
価格:1,012円
カテゴリ:一般
発売日:2017/08/09
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-293737-5
新本格ミステリの牽引者・法月綸太郎が生んだ同名の探偵・法月綸太郎が型破りな謎に父・法月警視とともに挑む。その選りすぐりの短篇集。会心の鉄道ミステリ「背信の交点」など、全6篇を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
ほぼ初めての作家さん。アンソロジーか何かで短編一つくらい読んでいるかもしれない。
ただ、名前は有名だし、今回読んでみようかと思った次第。
警視である父親と同居していて、父が持ち込んでくる謎を解いていく。
という手法は、退職刑事ものと似通ったところもある。
【過ぎにし薔薇は……】
ちょっとした暗号解読(?)的な一編。
図書館司書の穗波と綸太郎とは、どういう関係か?レギュラーメンバーなのか?
【背信の交点】
途中まで、鉄道ミステリだと思わせておいて……。という一席。いや確かに時刻表を扱ってはいるのだが。
綸太郎が解いた謎に、穗波が異論を唱える。
恐るべし、素人の観察眼。
【世界の神秘を解く男】
心霊現象とかいうこの手のものは、あまり好きではない。
だが実際にはそういったことが実際にあるわけではなく、今回も綸太郎がその仕組み(たくらみ)を解く。
【リターン・ザ・ギフト】
贈り物の交換ならぬ、交換殺人の話。
ここでも、穗波の観察眼が事件を解決に導く。
【都市伝説パズル】
都市伝説を逆用したトリック。
法月警視と綸太郎の丁々発止(?)のやりとりが楽しい。
しかし、こんな都市伝説はあるのかなぁ。
それにしても、警視はタバコ吸いすぎ。
【縊心伝心】
ここでは、二股式コンセントが盗聴器になるということを知った。
ふーん、そんなことがあるのか。
解説の巽昌章氏によると、著者はクイーンに影響を受けているとか。
そう言われれば、そうかな。
クイーンを読んだのは、もううん十年も前のことだ。
【退職刑事】については、解説氏も言及しておられた。
2020.01.19
オリオン座が崩れる?
小さい頃から星座とギリシャ神話が好きだった。
子どもの頃は、まだまだ星がよく見えていたし、夏休みの郡上での夜空は本当に見事だった。
オリオン座とさそり座が同じ天空にのぼらない話など、ギリシャ神話も楽しかった。
そのオリオンの肩の星が、だんだん暗くなっていってるという。
しかし ↑ の記事の最後には、偶然が重なっただけだという希望的な話もあった。
「満点の星」を、もう一度見たいものだ。
2020.01.18
2020.01.17
白川紺子【契約結婚はじめました。4】
著者:白川紺子
価格:605円
カテゴリ:一般
発売日:2019/02/20
出版社: 集英社
レーベル: 集英社オレンジ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-680239-0
訳あって偽装夫婦となったが、偽装とも言い切れない感情が日々育まれている小説家の柊一と香澄。ある日、香澄は友人たちと旅行することに…。【「TRC MARC」の商品解説】
表紙カバーの絵は、第一話【白雨の便り】のようですね。
第一話 白雨の便り
夕立が上がると必ず訪ねてきて、白椿を一輪もらっていく老婦人。
会社を経営していたというその棚山さんは、今もシャッキリとしている。
その彼女が、ひどい夕立の日に出かけたまま帰らないと、家政婦から連絡が入った。
その日は、亡き夫の命日だったのだ。
ここでは、いつの間にか晶紀が時折上がりこんで食事をしていく。
柊一は面白くないが、香澄が一向に気づかないので表面上はさりげなくしている。
こうして、だんだん柊一の気持ちが表に出るようになっていく。
第二話 蛍火
柊一の中学時代の同級生が訪ねてくるが、柊一は香澄を会わせようとはしない。
友人に借金を申し込むのは憚られても、その家からものを盗むのは平気という神経の持ち主であることを、知らないまでも何となくうさんくさく思ったのかもしれない。
第三話 夏の幻
今回は、香澄が高校時代の友人と旅行に出かけた留守中の話。
香澄が留守でも、晶紀はやって来る。
そして柊一担当の編集者までやってきて、彼の話が「夏の幻」。
少々ネタ切れになってきたのかもしれない。
柊一は「小説家」という紹介だったが、書いているものがホラーだとは、今回初めて出てきたような気がするが。
第四話 月の横顔
旅行から戻った香澄の態度が、どこか上の空。
そして、自分の気持ちに気づくところで……。
この香澄、これまでも色々とヒントはあったのに、少々鈍感な感じ。
20歳頃というのは、一番敏感な年頃なのに。
すみれ荘にて―ふりむかないで―
すみれ荘に住む若者たちの、恋のさや当て。
少々騒がしかったが、まぁいいでしょう。
そして、仕掛け人の廣田君の思いは成就するのかな?
2020.01.16
友井羊【スープ屋しずくの謎解き朝ごはん】
著者:友井羊
価格:715円
カテゴリ:一般
取扱開始日:2014/11/01
出版社: 宝島社
レーベル: 宝島社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-8002-3413-1
東京のとある一角で、ひっそり早朝営業しているスープ屋「しずく」。盗難、失踪からダイエットまで、客が抱える事件や悩みを、店主でシェフの麻野が鮮やかに解決する! 心温まる連作ミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】
初めての作家さん
「謎解き」とあるから、日常の小さな事件を解決していくのだろう。
と思って読み始めたのが、
冒頭の【嘘つきなボン・ファム】での出来事が、主人公と同じく胃が痛くなるような話だった。
それぞれの話に出てくるスープがとても滋養があっておいしそう。あえて「栄養」ではなく「滋養」と言いたい。
最後の参考文献で分かったのだが、辰巳芳子さんの本が挙がっていたことで納得。
スープ作りに一時はまったこともあったが、また作ってみたくなった。
以下
【ヴィーナスは知っている】
【ふくちゃんのダイエット奮闘記】
【日が暮れるまで待って】
【わたしを見過ごさないで】
登場人物たちは、少しずつ関係者から拡がっていく。
そして最後の【わたしを見過ごさないで】で、店主麻野と店員の過去が明らかになる。最後を読んでいるときは、それこそ年齢のことで「あれっ?」となったのだが、今の露(麻野の娘)のことも辻褄が合う。
しかし、【ふくちゃんのダイエット奮闘記】では、ミスリードがあまりうまくいってない印象だった。
2020.01.15
新幹線N700S、7月にデビュー
「S」は、シリーズ中最高の新幹線車両を意味する Supreme の頭文字だとか。
『バッテリーにより、長時間の停電時に避難しやすい場所まで自走もできる。』というのが、一番ありがたい進歩かも。
でも、今月末に東京へ行くときには、間に合わないなぁ。
夏は、東京行きは避けるし。
2020.01.14
【シャーロック・ホームズの帰還】
著者:コナン・ドイル
価格:781円
カテゴリ:一般
発売日:1953/04/20
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-213402-3
本編はホームズ物語の第三短編集で、帰還後第一の事件を取上げた『空家の冒険』をはじめ、いよいよ円熟した筆で読者を魅了する。【「BOOK」データベースの商品解説】
ドラマの影響で、原作を読みたくなった。昔読んだのがどの出版社のだったか忘れたが、表紙絵が一番マシな感じがした本書で読む。翻訳家についてはわからない。
【空き家の冒険】
最初の場面で、ワトソンが古本屋に出会う。
もしやと思ったが、やはりそうだった。
残っていたモリアティの参謀も逮捕され、一応大団円とはなる。
【踊る人形】
あ、この図は覚えてる。勿論正確にではないけれど。
【美しき自転車乗り】
これは、DVDを持っている。
イギリス郊外の景色が素敵だった。
自転車で後を付けてくる人は、想像できた。
【プライオリ学校】
タイヤの轍がヒント
【黒ピーター】
こんな人間のくずでも、結婚できたのが不思議。
【犯人は二人】
【六つのナポレオン】
同じ鋳型から作られたナポレオン像が壊されるということは……。
で、この推察は当たっていた。
【シャーロック】の第一話。パセリとバターの謎が出ていたけど(あれは父と子の切ない場面だった)、ここから取り入れたと言えるのかな?
【金縁の鼻眼鏡】
眼鏡がないとちゃんと歩けなくても、足触りが同じなら進めるのだが……。
【アベ農園】
こちらも、人間のくずのような男。
こんなのと結婚すると、我慢するか、それとも……
【第二の汚点】
これは違った意味での夫婦愛でよかった。
こんな解決で、ホームズ譚は幕を閉める。
あとから読んでも、きっと中身を思い出せないだろうが。
もう少し突っ込んで、ドラマへの影響なども調べたら面白いだろうが、そこまで突き止める余裕はない。
2020.01.13
2020.01.12
夏目漱石【明暗】
著者:夏目漱石
価格:825円
カテゴリ:一般
発行年月:2010.1
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-101019-9
濃密な人間ドラマの中にエゴイズムのゆくすえを描いて、日本近代小説の最高峰となった漱石未完の絶筆。【「BOOK」データベースの商品解説】
漱石の登場人物たちは、多く上流家庭の人である。
その一人である津田が、金のことで実家と少々うまくいっていない。
妻お延の派手好みが影響しているのか。
話としては殆どが、津田の入院中のこととして描かれる。
お延は、津田の愛を信じながらも、どこかで他の女性の影を感じている。
それを津田の妹お秀に確かめようとするのだが、お秀はノラリクラリとしてはぐらかしてしまう。
お延が津田の友人に翻弄されるのも、読んでいてイライラする。
そして終盤。
やはり未完結であるというのは、スッキリしないものだな。
著者は、どこへ落とし所を持って行きたかったのだろう?
2020.01.11
2020.01.10
本多孝好【MOMENT】
著者:本田孝好
価格:594円
カテゴリ:一般
発行年月:2005.9
出版社: 集英社
レーベル: 集英社文庫
利用対象:一般
ISBN:4-08-747859-9
死ぬ前にひとつ願いが叶うとしたら……。ひとは人生の終わりに誰を想い、何を願うのか。そこにある小さいけれど確かな希望――。
死にゆくあなたのために、僕ができること。
病院でバイトをする「僕」は末期患者の願いを叶えることを始める。「初恋の人に会いたい」「いっそ殺してくれ」 そこに込められた深い悲しみに、心は揺さぶられていく。深くて切ない青春小説。
どうも再読のようだ。
最初の【ACT1】では気づかなかったが、 【ACT2】で何となく思い出した。
葬儀屋シリーズの最初の方、僕(神田)はまだ大学生。
近所に住む葬儀屋の森野は、既に仕事を始めている。
その森野の紹介で始めたアルバイトをしている内に、神田は何故か「最後の仕事引受人」になり、まもなく死にゆく人たちの願いを聞くようになる。
【ACT1】は、戦争中に上官の命令で人を殺した老人が、その遺族の現在を見届けてほしいというもの。
僕は正直にその家族に接近していくが、何故かその頃からその家族に不幸が押し寄せる。
依頼人の真の願いはというより、真の狙いは……。
【ACT2】では、中学生がしかけた罠。
ここまで考えることが出来るのがスゴイ。
【ACT3】は、電話の相手が謎。
しかしそれも、最後に謎解き(?)があって切ない。
ここまでに登場した人たちは、もう誰もいない。
【ACT4】で、神田は少し前進する。交換留学生になることで、バイトを辞めるからだ。
病院の不正は、糺されるのか?
2020.01.09
モバイルWi-fi騒動記
出かけるときは、モバイルWi-fiを持ち歩いている。
ホテルなどではそこのWi-fiを使えるが、講習会場などでネット接続するときは、やはりWi-fi環境がほしい。
ところがこれが、年末頃から接続しなくなったのだ。
「SIMカードがない」とかいったメッセージが出る。
仕事始め(であろう)6日を待って、電話をしてみた。
やはりSIMカードに問題ありということで、単に取り出してティッシュで拭くという対策を教わった。
同時に、接続部分の金具(何と言うのかなぁ)も拭く。
それだけで、解決した。
しかしかなり使っているし、「何かお勧めありますか?」と聞いてみたが、何故か新種も機種変もないという。
ソフトバンク、色々業務形態を変えているようで、そのせいかな?
2020.01.08
コナン・ドイル【シャーロック・ホームズの思い出】
著者:コナン・ドイル
価格:737円
カテゴリ:一般
発売日:1953/03/12
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-213403-0
ホームズの魅力を遺憾なく伝える第二短編集
【白銀号事件】
名馬が行方不明になり、調教師が死んでいた。
ホームズは例によって、まさに地を這って手がかりを見つけていく。
【黄いろい顔】
ホームズ見込み違いの一席(?)
この女性は、アメリカからイギリスへ戻るとき、子どもを連れて帰る選択をしなかった。環境が変わるのを心配したのなら、なぜこの年に呼び寄せたのだろう?
この時代、まだまだ偏見があったろうから、そのせいではないかと疑うのはうがち過ぎか?
【株式仲買店員】
この話、割合よく覚えている。
【グロリア・スコット号】
これは、友人の父親の手記がメインで、ホームズの出番はなし。
しかし、この父親の話で、ホームズは探偵を業にしようかと思い始める。
【マスグレーヴ家の儀式】
執事がなぜ2週間の猶予を願い出たかは、最後に判る。
【背の曲った男】
【入院患者】
【ギリシャ語通訳】
ここで、ホームズの兄マイクロフト登場。
経理に明るく、政府の機関の一つを手伝っているようだ。
誉獅子雄の兄は、確か経産省の役人だった。
最後のところ、妹の復讐は成功したのか?
【海軍条約文書事件】
かの有名な(?)この事件があって、いよいよ終盤へ。
【最後の事件】
そして、「最後の事件」。
これについては、結構覚えてる。本によっては、二人が争っている場面を描いている物もあったと思うが。
ドラマでは、若宮が獅子雄のコートを見て泣くシーンがよかったな。
コートの中にはメモがあった。
同じく、ホームズの遺書も残されていた。
結局ドイルは読者からの要望で、次の【シャーロック・ホームズの帰還】を書くことになるのだが。
ドラマでも、続篇として放映してほしかったなぁ。
2020.01.07
ゆるりまい【「ねぇ、これ捨ててみない?」】
著者:ゆるりまい
価格:1,320円
カテゴリ:一般
発売日:2019/12/11
出版社: 幻冬舎
利用対象:一般
ISBN:978-4-344-03549-2
徹夜勤務が多く、同棲して7年の彼氏と倦怠期真っただ中のこう(29歳)。同僚が家に遊びに来たことをきっかけに、片付けに目覚めるが…。片付け&掃除のハウツーが満載の実用コミックエッセイ。『小説幻冬』連載を加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】
珍しく、いつものようなご自身の家のことではなくて、フィクション仕立ての片付け本。
ゆるりまいさんの本は好きで全部持っているのだが、これはイマイチだった。
ノウハウはこれまで書かれていたことと変わらず、登場人物もややわかりにくい。
以下、章ごとのタイトル。
第1話 すれ違いの生活と歯磨き粉〈洗面所〉
第2話 仙台牛を焼く場所〈台所〉
第3話 ふたりの助け合いが必要〈リビング〉
第4話 荒れたベッドは誰のせい〈寝室〉
第5話 泡がモヤモヤも一緒に流してくれる〈お風呂場〉
第6話 大きな宝箱〈クローゼット〉
第7話 毎日やればずっと綺麗〈トイレ〉
第8話 帰って最初に目にする場所〈玄関〉
著者の生活だけでは、持たなくなったのかなぁ。
子どもさんが出来て変わったこと(やむを得ず物が増えた)など、まだまだ面白い逸話がありそうなのに。
2020.01.06
不便だけど、不幸ではない つんく♂さんは言葉をつむぐ
このつんく♂さんのTwitterをフォローしている。
また、ブログも拝見している。
それらでは、多くご家族のことが語られている。
つんく♂さんは、とても家族思いの、いいお父さんだ。
偶然観た近大入学式の場面で、つんく♂さんはパソコンで語っておられた。
声を失ったことを、公表なさった年だ。
リンク先で語られている思いなど読み、これからも応援していきたい。
2020.01.05
中島信子【八月のひかり】
著者:中島信子
価格:1,540円
カテゴリ:小学生 一般
取扱開始日:2019/06/28
出版社: 汐文社
利用対象:小学生 一般
ISBN:978-4-8113-2606-1
どうしてこんな毎日なの? だれのせいなの? 働く母と弟と暮らしている5年生の美貴。母と離婚した父は養育費を入れず、暮らしは貧しくて…。「TRC MARC」の商品解説】
わずか10歳で食事のやりくりを考え、弟にはしっかり食べさせたいと思う美貴。
母親自身もシングルマザーの元で生まれ、色々苦労していた。
なぜか行政には頼れないと思い込んでいるが、いいアドバイザーはいないのか?
しかしこの母親の「貧乏だからこそ、きちんと生きなければいけない」という考えがあるから、一家三人何とか暮らしていってるのだろう。
やがて母親の母の老後問題も起きてくるだろうし、美貴たちの進学もある。
どうかこのまままっすぐに生きていってほしい。
なにより、行政からの支援が届くように!
2020.01.04
2020.01.03
白川紺子【契約結婚はじめました。 3】
著者:白川紺子
価格:605円
カテゴリ:一般
発売日:2018/06/21
出版社: 集英社
レーベル: 集英社オレンジ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-680196-6
<椿屋敷>と呼ばれる一軒家に住む香澄と柊一は、ワケあって結婚した「偽装夫婦」。――しかし最近、偽装とも言い切れない感情が、お互いに芽生えつつあるような。そんな時、香澄の元・許婚の晶紀が、椿屋敷の裏にあるアパート<すみれ荘>に引っ越してきた! 彼の目的はもちろん――。また、ひょんなことから、すみれさんに二人の秘密を知られてしまい……?
この表紙が気に入って、ついポチってしまった。
【秘花】
一口に椿といっても、随分種類があるというのは、これまでのところでわかった。
同じ樹からの枝変わり(突然変異)で、花の形は同じでも、色が随分違うのもあるらしい。
染川(薄桃色に紅の絞り)→墨染(紅)→白乙女(白)
この花を巡る、柊一の学生時代の友だち、薬師の婚約報告がある。
そして、香澄の元婚約者晶紀が、すみれ荘に越してきた。
さて、どうなる?
【火宅の恋】
すみれ荘に越してきた晶紀と柊一の、香澄を巡る密かな闘い。
本人は気づいていないみたいだが、柊一は晶紀に嫉妬している。香澄はあくまでも晶紀を兄として慕っているのだが。
尋ねてきた晶紀を商店街へ案内するという香澄に、柊一は自分も行くと言う。何だか微笑ましい光景だが、本人は必死のようだ。
香澄も少々、気遣いがなさ過ぎる。
椿の名前に東西で違うことがあるとは、初めて知った。
【金魚は忘れない】
今回は花ではなく、葉っぱが金魚に似ている椿の話。
【すみれ荘にて――君はスピカー――】
今回、すみれ荘の住民勢揃い。
檀の友だちの大学生が、一度皆で揃って宴会をしないかと持ちかける。
実は彼は、隣に住む未亡人が気になっているのだ。
彼女は絢さんの兄の友人である連れ合いを亡くして、このすみれ荘へ越してきたのだった。
小学生の娘がいるが、姑がしょっちゅう訪ねてくるのが、母子ともに少々気詰まりに感じている。
姑は、娘を引き取りがっているのだ。
そして宴会当日。各々が持ち寄った料理は、それぞれ個性があっておいしそうだった。
【ふたたび、椿屋敷】
梅雨の頃。
香澄の誕生日を忘れていた柊一。
お詫びに何か送ろうとするのを断って、アジサイを見に連れて行ってほしいとせがむ香澄。
アジサイは好きな花かと聞かれて、花は全部好きだと答える香澄。
でも、と香澄さんは柊一を見あげて、笑いかけた。
「いまは椿の花が一番好きです」
柊一は驚いたように香澄さんを見て、
「ほんと?うれしいな」
と、少年のようなはにかんだ顔で笑った。
というところで、今回は終わり。
香澄は働き者だが、家の中でパタパタと音を立てて走り回るのはどういうものか?
2020.01.02
全国高校ラグビー、8強出そろう
3日の準々決勝は第1試合から流通経大柏(千葉)―東福岡、御所実(奈良)―東海大仰星(大阪第3)、大阪桐蔭(大阪第1)―桐蔭学園(神奈川)、京都成章―常翔学園(大阪第2)の対戦となった。
桐蔭という、同じ名前同士が対決する。但し、両校はまったく関係なし。
当地からは、二校とも八強になったんだ。
画像は、5年前の元旦。
今年の元旦は暖かいと感じたが、午後からは寒くなってきた。
よしながふみ【きのう何食べた? 16】
著者:よしながふみ
価格:693円
カテゴリ:一般
発売日:2019/12/23
出版社: 講談社
レーベル: モーニングKC
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-517831-7
今回のメニューは…鰻、牛丼、イワシの香草焼き、ドライカレー、夏豚汁、ドライフルーツ入りフローズンヨーグルトなどなど。【商品解説】
今回は、第121回目から。
ケンジのお母さんがシロさんに会いたがっているというので、上野近辺で会食をすることに。
お店は、鰻専門店。史郎が新任当時に大先生に連れてきてもらった店だ。
ケンジのお母さんも美容師だったということを、忘れていた。
この方、ホントにさばけたいい女性だ。
ケンジにもしものことがあったとき、家族として列席できるよう、一度顔合わせをしておきたかったのだとか。
関東のうなぎが白焼きであることを思い出した。
関西とは、蒸すか時間をかけて焼くかの違いがある。
今回のお店、「伊豆栄 梅川亭」というのは、上野に本当にある店だ。
「第122回目」は、食料の在庫についてのちょっとした行き違いの話。
ケンジが優しいから、自分が使ってしまった玉ねぎを買いに走る。この日は牛丼の予定だからだ。
甘辛い味付けに、満足の二人。
ケンジはホントにおいしそうに、史郎の料理を食べる。作りがいがあるというものだ。
今回の「豆苗のおひたし」、作ってみよう。
「第123回目」では、史郎の両親が施設へ入ることになった話。
体験ホームや住んでいる家の売却など、忙しくなった史郎。
そんな折、小日向と航が家へ招いてくれる。なかなかおいしいメニュー。
「カニとアボカドのサラダ」、いいなぁ。
「第124回目」は、ケンジの作ったドライカレー。
冷凍も出来て、なかなか優れもの。
「第125回目」は、子どもが夏休みの、働く主婦の話。
同時に、他人(単に自分以外の人という意味)が握ったおにぎりを食べられるかどうかという話も出てくる。
この「素手で握ったおにぎり」のことは、Twitterでも時々出てくるが。
そう、「あつっ」と言いながら、炊きたてご飯で握ったおにぎりのおいしいこと!
「第125回目」で、ケンジは始めて佳代子さんと出会う。
そして二人は、佳代子さん夫婦に招待されて夕食を一緒にする。
史郎と佳代子さんが出会ってから(確か、スイカ半分こ)、12年も経ったのか。
あれ?子ども作らないと言ってた娘さんだったのに、佳代子さん夫婦には孫もいる。
ナスの天ぷらは、本当においしいね。
「第128回目」
おや?冒頭の看板で、「上町・筧 法律事務所」となっている。
史郎は、共同経営者になったのかな?今回看板の掛け替えのようだ。
しかも、所長になっちゃった。
所長就任祝いの話が出て、ケンジが店長になったとき、同情をしてお祝いをしてなかったことに気づく史郎。
二人分のお祝い食として、家で作るのが面倒だった、ケンジが好きな酢豚を作る。
今回も、変化のある展開で面白かったです。
あ、表紙にあるようなお正月風景は、なかったです。
2020.01.01
12月の読書メーター
12月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:4757
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読了日:12月27日 著者:柴 雅仁准教授・高槻彰良の推察3 呪いと祝いの語りごと (角川文庫)の感想
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読了日:12月23日 著者:白川 紺子家族写真 (講談社文庫)の感想
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読了日:12月21日 著者:荻原 浩准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る (角川文庫)の感想
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読了日:12月18日 著者:澤村 御影契約結婚はじめました。 ~椿屋敷の偽夫婦~ (集英社オレンジ文庫)の感想
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青崎有吾【早朝始発の殺風景】
著者:青崎有吾
価格:1,595円
カテゴリ:一般
発売日:2019/01/04
出版社: 集英社
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-771174-5
始発の電車で、放課後のファミレスで、観覧車のゴンドラの中で。不器用な高校生たちの関係が、小さな謎と会話を通じて、少しずつ変わってゆき…。
思ったより楽しかった。いずれも某市の高校二校が舞台。
【早朝始発の殺風景】
殺風景というのは、景色ではなく女子高生の名前。
あるアリバイ作りのために始発列車に乗った僕(加藤木)は、一つ前の駅から乗ってきた殺風景と出会ってしまう。
彼女は連休明けから、毎日この列車に乗っているという。
電車の中で繰り広げられる、推理合戦(?)。なかなか凝った趣向だ。
次の、【メロンソーダ・ファクトリー】はよかった。
制服のリボンの色という大きな伏線があるのだが、まったく気づかなかった。
しかしこれを読むと、各学校でも上履きやリボンの色など、もう少し配慮がいるのではと思った。
【夢の国には観覧車がない】
ディズニーランドには、観覧車がないらしい。理由は、バックヤードを覗かれないためだとか。
3年生の引退行事として、クラブ全員でテーマパークに繰り出したフォークソング部だったが……。
先輩が失恋するのをさりげなく本人に気づかすという、これまた凝った趣向をこらす後輩の高校生。
【捨て猫と兄妹喧嘩】
ここでは女子高の生徒が登場。
両親が離婚して、父と母別々に引き取られた兄妹の、捨て猫を巡る騒動。
なかなか鋭い推理がある。
【三月四日、午後二時半の密室】
卒業式を欠席した煤木戸という級友に、証書とアルバムを持って訪れたクラス委員の草間。
その二人の会話を通して、謎が一つ解明され、二人は写真を撮る。
というだけの他愛ない話だが、人と人のつながりのようなものをうっすらと感じられる。
この草間に花束を贈った後輩が真田で、【メロンソーダ・ファクトリー】の語り手だ。
ここでも、見舞いのお菓子に「デルタ」のプリンが使われている。
書き下ろしの【エピローグ】では、再び加藤木と殺風景の話。春休みももう終わろうとしている時期。
どうやら二人は、【早朝始発の殺風景】での計画を実行したようだ。
そして、二人の仲は、ほんの少し近くなったようである。
高校生活の一年間。こうした時系列で進むのは、「古典部シリーズ」もそうだった。
初読みの作家さんかと思いきや、【体育館の殺人】の著者だった。
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