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2020.01.12

夏目漱石【明暗】

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著者:夏目漱石
価格:825円
カテゴリ:一般
発行年月:2010.1
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-101019-9

濃密な人間ドラマの中にエゴイズムのゆくすえを描いて、日本近代小説の最高峰となった漱石未完の絶筆。【「BOOK」データベースの商品解説】

漱石の登場人物たちは、多く上流家庭の人である。
その一人である津田が、金のことで実家と少々うまくいっていない。
妻お延の派手好みが影響しているのか。

話としては殆どが、津田の入院中のこととして描かれる。

お延は、津田の愛を信じながらも、どこかで他の女性の影を感じている。
それを津田の妹お秀に確かめようとするのだが、お秀はノラリクラリとしてはぐらかしてしまう。

お延が津田の友人に翻弄されるのも、読んでいてイライラする。

そして終盤。
やはり未完結であるというのは、スッキリしないものだな。
著者は、どこへ落とし所を持って行きたかったのだろう?

 

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