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2020.01.17

白川紺子【契約結婚はじめました。4】

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著者:白川紺子
価格:605円
カテゴリ:一般
発売日:2019/02/20
出版社: 集英社
レーベル: 集英社オレンジ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-680239-0

訳あって偽装夫婦となったが、偽装とも言い切れない感情が日々育まれている小説家の柊一と香澄。ある日、香澄は友人たちと旅行することに…。【「TRC MARC」の商品解説】

表紙カバーの絵は、第一話【白雨の便り】のようですね。

第一話 白雨の便り

夕立が上がると必ず訪ねてきて、白椿を一輪もらっていく老婦人。
会社を経営していたというその棚山さんは、今もシャッキリとしている。

その彼女が、ひどい夕立の日に出かけたまま帰らないと、家政婦から連絡が入った。
その日は、亡き夫の命日だったのだ。

ここでは、いつの間にか晶紀が時折上がりこんで食事をしていく。
柊一は面白くないが、香澄が一向に気づかないので表面上はさりげなくしている。

こうして、だんだん柊一の気持ちが表に出るようになっていく。


第二話 蛍火

柊一の中学時代の同級生が訪ねてくるが、柊一は香澄を会わせようとはしない。

友人に借金を申し込むのは憚られても、その家からものを盗むのは平気という神経の持ち主であることを、知らないまでも何となくうさんくさく思ったのかもしれない。


第三話 夏の幻

今回は、香澄が高校時代の友人と旅行に出かけた留守中の話。

香澄が留守でも、晶紀はやって来る。
そして柊一担当の編集者までやってきて、彼の話が「夏の幻」。

少々ネタ切れになってきたのかもしれない。
柊一は「小説家」という紹介だったが、書いているものがホラーだとは、今回初めて出てきたような気がするが。


第四話 月の横顔

旅行から戻った香澄の態度が、どこか上の空。

そして、自分の気持ちに気づくところで……。

この香澄、これまでも色々とヒントはあったのに、少々鈍感な感じ。
20歳頃というのは、一番敏感な年頃なのに。

すみれ荘にて―ふりむかないで―

すみれ荘に住む若者たちの、恋のさや当て。
少々騒がしかったが、まぁいいでしょう。

そして、仕掛け人の廣田君の思いは成就するのかな?

 

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