【大富豪同心 八巻卯之吉放蕩記】
著者:幡大介
価格:660円
カテゴリ:一般
発行年月:2010.1
出版社: 双葉社
レーベル: 双葉文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-575-66426-3
老中も一目おく江戸一番の札差・三国屋の卯之吉が、同心株を買って定町廻同心見習いになった。【「BOOK」データベースの商品解説】
面白くて、一気読みしてしまった。
放蕩者の卯之吉は、将来を案じた祖父が買ってくれた株で、同心見習いとなる。
朋輩の誰もが存在そのものをいぶかる中、無駄に放蕩していなかった(?)卯之吉は、そのときに得た知識、人脈、そして莫大な財力で難事件を解決し、思いがけず手柄を立てていく。
芝居小屋の裏話も面白かったし、大富豪のお金の使い方に呆れたり。
同心は侍と言っても下っ端で、足軽相当なのだとか。
時代物はあまり好きではないのだが、色々知ることが出来た。
シリーズものなので、もう少し読むかもしれない。
賄賂が横行する政治の世界は、今もそうしたことが受け継がれている(?)。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 米朝さんの言葉(2022.06.29)
- 藤坂ガルシア千鶴【ディエゴを探して】(2022.06.28)
- 夏目漱石【彼岸過迄】(2022.06.30)
- 【枕草子つづれ織り】(2022.06.23)
コメント