斉藤千輪【ビストロ三軒亭の美味なる秘密】
著者:斉藤千輪
価格:704円
カテゴリ:一般
発売日:2019/03/23
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-108049-8
訳ありの人々が集う三軒茶屋のビストロは、ゲストが求めるものを提供し、心も体も癒やすオーダーメイドのレストラン。【「TRC MARC」の商品解説】
初めての作家さん。シリーズ二作目のようだ。
セミプロの俳優を自認する神坂隆一は、この三軒亭でアルバイトのギャルソンをしている。
同じギャルソンである元医大生藤野正輝とサーカーをしていた岩崎陽介。
オーナーシェフの伊勢優也33歳と、その叔父であるソムリエの室田重。
この伊勢がポアロのファンで、店にはクリスティの本が置いてある。
という設定。
章立ては三つしか無く一つの章で事件が描かれるが、この本の変わっているところは、その事件が解決したあとにもう一つの事件が待っていること。
そして勿論、出てくる料理の美味しそうなこと。
いくらリーズナブルとはいっても、なかなか行けそうなところではない。
本書では、伊勢の恋人マドカの消息が分かって、次に希望を持たせて終わる。
そして、隆一も自分の目的をしっかり持ったのだった。
隆一の先輩であった南にはうんざりするし、少々しつこく書きすぎの感がある。
でもいつか、こういう自分好みのメニューでサービスしてくれる店(そういう店があったとして)は、行ってみたいものだ。
| 固定リンク
コメント