【ときどき旅に出るカフェ】
著者:近藤史恵
価格:693円
カテゴリ:一般
発売日:2019/11/14
出版社: 双葉社
レーベル: 双葉文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-575-52280-8
氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、カフェ・ルーズという小さな喫茶店。そこを一人で切り盛りしているのは、かつての同僚・葛井円だった。【商品解説】
カバー絵は、第一話の【苺のスープ】だろう。綺麗なスープだこと。
いずれも短い話で、スイスイと読めてしまう。逆に、それがもったいなかった。
第一話【イチゴのスープ】
瑛子はひとり暮らしで、マンション暮らし。お気に入りのソファでくつろぐのが、休日の楽しみだった。
それがちょっと出かけた先で見つけたカフェにはまり、週に一度か二度は通うようになる。
店長の女性が元同僚だったというおまけも付いている。
第二話【ロシア風チーズケーキ】
名前に国名が付いていても、必ずしもその国でよく使われているかというとそうでもない。当たり前のことだが、改めて認識できた。
第三話【月はどこに消えた】
月餅は好きだが、こんなのがあるとは知らなかった。
でも、濃厚すぎて食べきれないかもしれないな。
第四話【幾層にもなった心】
タイトルからして「もしかしたら」という予想は当たってしまった。
終わり方もスッキリしなくて、モヤモヤが残ったままだ。
第五話【おがくずのスイーツ】
ここでも、何ともいいようのない性格の悪い女登場。きっと不幸を抱えているんだわ。
・モロッコミントティー:緑茶にたっぷりと生のミントを浮かべる
第六話【鴛鴦茶のように】
第七話【ホイップクリームの決意】
最後の一行「だが、生クリームは甘いだけではないのだ。」が、非常に効いている。
第八話【食いしん坊のコーヒー】
第九話【思い出のバクラヴァ】
最終話
円と家族との葛藤に、彼女の親友で元兄嫁がビシッと決断を突きつける。
気持ちよかった!
いずれも美味しそうなスイートが出てきて、食べてみたい。
こんなカフェが近くにあるといいなぁ!
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