松宮宏【まぼろしのパン屋】
著者:松宮宏
価格:671円
カテゴリ:一般
発売日:2015/09/04
出版社: 徳間書店
レーベル: 徳間文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-19-893997-7
どこにでもいるサラリーマンが突然の出世。何が議題かもわからない会議に出席する日々が始まる。そんなある日、見知らぬ老女にパンをもらったことから人生が動き出し…。【「TRC MARC」の商品解説】
このところよく読んでいる、おいしい食堂(レストラン)関係の話だという思い込みで購入。
表題作【まぼろしのパン屋】はそうだったが、後の二つは違った。
土地の開発と古い住民との葛藤。
その開発側である電鉄会社のサラリーマンが主人公。
可もなく不可もなく過ごしてきたはずが、どういうわけか役員にまで出世する。
冒頭で出てきた反対派の話は、単に話のツマになっていた。
通勤電車で出会った老婆。彼女がくれた、美味しいパン。
それは、お約束のパンだった。
彼の妻がパン作りに凝っているのが、大きな伏線(と言っていいのかな?)になっていた。
次の【ホルモンと薔薇】は、少々気持ち悪かった。
また、自衛隊のトラック一杯の薔薇なんて、まったくあり得ないし。
これと同じような傾向かと思われる【こころの帰る場所】は、結局読まなかった。
また、文体にもなじめなかった。
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