若竹七海【静かな炎天】
著者:若竹七海
価格:759円
カテゴリ:一般
発売日:2016/08/04
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-790674-0
ひき逃げで息子に重傷を負わせた男の素行調査。疎遠になっている従妹の消息。依頼が順調に解決する真夏の日。不運な女探偵・葉村晶はある疑問を抱く…。【「TRC MARC」の商品解説】
どうも順番を間違えて、シリーズの最新版を選んだらしい。
葉村晶はいつの間にか不惑を超えていた。長谷川探偵事務所の調査員ではなく、本屋のアルバイトをしながら探偵業を続けている。
一夏に起きる色々な事件。
7月【青い影】
節約して職場まで歩いていて、バスに追い越される。乗ればよかった、と思う間もなくバスが事故に巻き込まれ、ついでに葉村は事件に巻き込まれ……。という一編。
粘り強くこれと思う人物を追いかけていて正解だった。
8月が表題作【静かな炎天】
何故か依頼が次々と舞い込み、それらが予想外にスムーズに解決。
のはずが、最後に難問が待ち受けていた。
失踪した作家を追う【熱海ブライトン・ロック】は、胸焼けする。
11月【血の凶作】
12月【聖夜プラス1】
店主富山に翻弄される、葉山。
こういう手合いは、読んでいるだけで腹が立ってくる。
葉山、かわいそうに!
その富山店主が、最後に文中に出てきた作品の解説などをしていて、余計に腹が立った。
その中では、【墨野隴人シリーズ】の紹介だけはよかった。
さっそくKindleunlimeterdで読むことにする。
解説は、博子氏。
一時ほぼ全シリーズを読んだ、S・J・ローザンの【チャイナタウン】に触れてあったのは、嬉しかった。
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