高木彬光【黄金の鍵】
~墨野隴人シリーズ1~
著者:高木彬光
価格:440円(Kindleun unlimited)
販売開始日:2010/07/01
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
〃愉快な未亡人(メリー・ウィドウ)〃と呼ばれ、気ままな生活を送る村田和子。そんなある日、不思議な魅力をたたえた謎の中年紳士・墨野隴人と知り合う。……時を同じくして、百年以上も前の不動明王の絵と埋蔵金の噂にからむ奇怪な連続殺人事件が発生。
高木彬光と言えば、【刺青殺人事件】を初めとする神津恭介シリーズを思い出すが、こんな書き方だったっけ?
「メリーウイドー」こと村田和子の語り。
彼女がレストランの演奏会で知り合ったのが、墨野隴人こと、スミノ・ロージング。外国人なのか?
このあと二人はコンビを組んで(?)事件解決に臨むようなのだが。
この和子が、どうも苦手だ。
八方美人ならぬ十六方美人と言われているとの表現通り、どうにもおっちょこちょいだ。
しかも詮索好きでおしゃべり。
その彼女が墨野にほぼ一目惚れして、打ち込んでいく。
事件は小栗上野介の隠したと言われる財宝を巡っての、連続殺人事件。
と思わせながら、実は男女の愛憎がもたらした事件だった。
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