相戸 結衣【路地裏わがまま眼鏡店】
著者:相戸結衣
価格:661円
カテゴリ:一般
販売開始日:2016/06/06
出版社: マイナビ出版
レーベル: マイナビ出版ファン文庫
ISBN:978-4-8399-5820-6
客に冷たくメガネに優しいお店へようこそ―。
これまでのお仕事小説に新たな分野?
東京で好き放題な大学生活を送っていた志乃は、実家へ戻ってそこから派遣で会社へ行っている。
女性上司のパワハラに悩みつつやっと訪れた三連休で、路地裏のめがね屋を見つけた。
そこには何とも愛想の悪い店員がいたが、置かれている眼鏡はみんな素敵なものだった。
店員の物言いに反発して、つい眼鏡を新調した志乃だったが。
これが、第1章「悪いな、うちはわがままな眼鏡店なんだ」
第2章「そんな歪んだ執着をメガネにもつな」では、客を客とも思わない店員に、ついこき使われている そこへ、年甲斐もなく店員に熱を上げている母親が、娘を伴って現れる。
第3章「いいメガネとは、その人の個性や長所を引き出すものだ」
ここでは、何故か前章でひどくバトルを展開した母子(の母親の方)と、志乃は仲良くなっている。
そこへ、新しい登場人物。1週間レンタルされたメガネをかけて、一番いいのを探すというサラリーマン。
母子の娘の方と仲良くなって、いい展開を見せる。
第4章「メガネ屋にだって、貸せる背中はある」
アルバイトで来たチャラい学生との、ちょっとしたせめぎ合い。他人のアイデアを盗むのはよくない。
結局天王寺に手ひどく扱われ、先輩からは言葉遣いを指導される羽目に。
この若者、後に成長するかな?
第5章「メガネは大事に飾られているより、人に使われてこそ輝くものだ」
ここで物語は一挙に展開を上げる。
「幻の店長」が登場したり、その引きこもりの店長が謎の失踪をしたり。
「終わり良し」の展開を求めたのかもしれないが、ちょっと唐突で違和感が残った。
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