関川夏央【寝台急行「昭和」行】
著者:関川夏央
価格:924円
カテゴリ:一般
発売日:2015/12/20
出版社: 中央公論新社
レーベル: 中公文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-12-206207-8
昭和の残照をもとめて、寝台列車やローカル線、路面電車に揺られ、懐かしい場所、過ぎ去った時代を訪ねる。含羞を帯びながら鉄道趣味を語る、紀行エッセイ集。【本の内容】
関東地方の鉄道をもっと知っていたら、関東一周などより楽しめたろうに。
関門海峡は、著者とは逆に下関から門司港まで乗船した。
非常にやかましいという印象が強く、もう少し静かだったらもっと楽しめたのに。
獅子文六と都電の話など、興味深い。
都電は王子から鬼子母神までしか乗っていない。それでも、車窓からの眺めは楽しかった。
薔薇の季節の頃に三ノ輪から乗りたいと思いつつ、まだ実現できていない。
古くは漱石自身や小説の登場人物三四郎の体験など、同じ線路(のわけはないが)を走ったかもという錯覚に、ふと陥りそうになる。
掲載されている路線図をiPadで見返りつつ、もう一度じっくり読み直したい。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 11月の読書メーター(2023.12.01)
- ヘッセ他【教科書名短編 - 少年時代】(2023.11.30)
- 井上靖【冬の月】(2023.12.02)
コメント