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2020.07.17

大崎梢【サイン会はいかが?】

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著者:大崎梢
価格:726円
カテゴリ:一般
発行年月:2010.3
出版社: 東京創元社
レーベル: 創元推理文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-488-48703-4

「ファンの正体を見破れる店員のいる店で、サイン会を開きたい」—若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に名乗りを上げた成風堂だが…。駅ビルの六階にある書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵のコンビが、書店に持ち込まれるさまざまな謎に取り組んでいく。表題作を含む五編を収録した人気の本格書店ミステリ、シリーズ第三弾。【「BOOK」データベースの商品解説】

 

どうも一度読んだような。しかし中身は初めてのような?
探偵役の多絵が頼りにされているところを見ると、シリーズの2なのだろうか?


【取り寄せトラップ】
お取り寄せした本について、いずれも依頼者に心当たりがないという。
実はその裏には、1年前に事故死した祖父を持つ娘の事情があった。 多絵の解説を聞くと、なるほど少ない材料ではあっても、しっかり情報提供されていたなときづく。

【君と語る永遠】
これは少し切なかった。「君」とは、まだ小学生のこと。
亡父と約束した「広辞苑を片手で持てる」ようになったとき、自分へのご褒美に自分で買えばいいという杏子のアドバイスは適切だ。

【バイト金森くんの告白】
これはイマイチだった。気が弱くて鈍い学生の話、というだけ?

【サイン会はいかが?】
表題作
やはり、本書は既読作だった。犯人とおぼしき人物登場のところで、それに気づく。
多絵はこの作家に嫌悪感を抱いているようだが……。
「小さい秋見つけた」は、しみじみいい歌だと思う。

【ヤギさんの忘れもの】
こちらは、「ヤギさん郵便」だったかな?
常連客の忘れもの(写真の入った封筒)を、この歌を頼りに探し出すというもの。

この多絵という女子大生は、頭はいいらしい。
しかしかなりの粗忽者で、手は不器用。という設定。
彼女が解く謎は、丁寧にデータを見ればそんなに難しいものではない。
データから読み解くという、ちょっと変わった安楽椅子探偵かな。
ミミズクシリーズの奥さんを思い出した。

 

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