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2020.07.29

今野敏【果断】

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著者:今野敏
価格:737円
カテゴリ:一般
発行年月:2010.2
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-132156-1

長男の不祥事により所轄へ左遷された竜崎伸也警視長は、着任早々、立てこもり事件に直面する。警視庁第二方面大森署署長・竜崎の新たな闘いが始まる。【「BOOK」データベースの商品解説】


竜崎が降格されて、大森署の署長になったところから。

警察組織の「常識」をことごとく変えていく。副所長とは、何故かそりが合わない。と、竜崎は感じる。

そんな中事件が起き、緊急配備がしかれるも、管内をすり抜けた犯人が警視庁の刑事に確保され、方面本部の管理官が乗り込んでくる。
竜崎は伊丹を利用して管理官を退けるが、この後も方面本部との確執は続くことになる。

竜崎のやりかたにいちいちビックリしていた署員たちも、その公正さと判断力に信頼を寄せるようになる。

一方、管内の料理店で立てこもり事件が起こり、SITとSATのぶつかり合いもある。

一応の決着を見た後で、署員の一人ひねくれ者戸高の示した疑問をすくい上げ、真実に持って行くことが出来た。

こんな署長はいないだろうし、戸高のような刑事もいないだろう。
だが、読んでいて面白いのは確かだ。

この巻では、妻冴子の病気についても描かれる。
息子のことも認めることが出来るようになったのは、竜崎の人間としての成長(?)か。

シリーズ2巻目なのに未読だったかと読み始めたのだったが、ところどころマークがある。ということは既読書だ。

やはり電書は忘れやすい。

 

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