内田康夫【三州吉良殺人事件】
著者:内田康夫
価格:550円
カテゴリ:一般
販売開始日:2014/07/15
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
ISBN:978-4-04-160730-5
浅見光彦は、母雪江の三州への旅のお供を命じられた。道中出会った愛国老人が蒲郡の海岸で発見される。嫌疑をかけられた浅見母子が活躍する異色作。
珍しく母雪江と旅行に出かけた浅見光彦。
二人仲良く嫌疑をかけられるのか。雪江はどういう対応をするのだろう?
という好奇心も相まっての本書。
この二人仲良く嫌疑をかけられた話は、雪江の受け答えも相まって無事通過する。
雪江は、もちろん陽一郎のことはおくびにも出さない。
本書での雪江は、いつもと違う。
やけに浅見をおだてたり、好奇心丸出しで口を出してくる。
しかし田舎の刑事の愚鈍さが、しつこいくらい表現されている。
著者にその気はないだろうが、失礼に当たらないかと少々気になる。
物語は、過去に遡っての罪が犯した犯罪というか。
やるせない部分も大きい。
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