【珈琲店タレーランの事件簿】
著者:岡崎琢磨
価格:713円
カテゴリ:一般
取扱開始日:2012/07/31
出版社: 宝島社
レーベル: 宝島社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-8002-0072-3
6月の京都。恋人と喧嘩したアオヤマは、珈琲店タレーランで、長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタ切間美星に出会う。【「TRC MARC」の商品解説】
「魅惑的な女性バリスタ」と表紙絵の少女とのイメージの違いに違和感あり。
事件というほどのものが起きるわけではなく、喫茶店の老人にしても今ひとつの感あり。
二件目での「珈琲」に関する蘊蓄は面白かった。
途中、京都の行事についてもさりげなく盛り込んである。
今年は、祇園祭も大文字の送り火も、規模がうんと小さくなってしまったが。
語り手の「アオヤマ」については、これまた今ひとつ個性無し。
それでも6巻ものシリーズになっているということは、よく売れているのだろう。
まぁ、こんな本物(?)の喫茶店は少なくなったから、実際にあったら行ってみたいな。
と、途中まで文句を言いながら読んでいたのが、何だかおかしな展開になった。
バリスタの過去に関係した事件が絡み、さらにアオヤマの正体は?
この結末で、このあとどうシリーズ化していくのだろう?
もう一冊くらい読んでみるか。
時々おかしな言葉遣いが、気になった。
『お連れしていただけませんか』
『青山さんがご来店したとき』
『解かれてみてはいかがでしょう』
↓ は、意識的なようだが……。
『投げられてみてはどうですか』
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