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2020.09.13

伊集院静【僕のボールが君に届けば】

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著者:伊集院静
価格:667円
カテゴリ:一般
発売日:2007/03/15
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
サイズ:15cm/317p
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-275662-4
 

やわらかなボールを胸元へ。キャッチボールにこめられた思い

 

いずれも、野球に関する短編集。
結局読了後時間が経ってしまったので、それぞれの話についての細かいことは忘れてしまった。
 
 
表題作【ぼくのボールが君に届けば】は、少々ピンボケの感あり。
再婚相手の子どもは、決して新しい母親に懐いていないわけではない。
だが、彼女はなかなか苦労している。
 
この話と、子どもが拾ったガラスの人形の持ち主との逸話が、今ひとつしっくりこなかった。
 
【えくぼ】の吉乃は、こんな意地悪な女はまずいないだろうなと思えるようなキャラ。その彼女が、亡くなった孫が松井秀喜と面差しが似ているというだけで、応援するようになる。
 
松井秀喜については、著者の他作品でも見たような。著者自身、ファンなのかな?
 
【どんまい】
【ミ・ソ・ラ】
【風鈴】
 
天満天神付近を描いた一篇。
結局、風鈴については思いが届かなかった。
 
『青田は風鈴を手で握って、それをガラクタの中に放り投げ、夫婦の待つ店へ歩き出した。』
で終わっている。
 
お互い、今の生活があるのだから仕方ない。
 
 
【やわらかなボール】
 
【雨が好き】
 
【キャッチボールをしようか】
 
【麦を噛む】
 
いずれも、野球への思いと関わった人たちとの思いが交差して、「やわらかなボール」のやりとり(キャッチボール)に仕上がっている。
 
 

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