« 名探偵ポワロ(30)「猟人荘の怪事件」 | トップページ | カラートリートメント »

2020.10.29

若竹七海【ヴィラ・マグノリアの殺人】

Photo_20201019101001

著者:若竹七海
価格:770円
カテゴリ:一般
発行年月:2002.9
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-73373-5

海に臨む邸宅、十棟が並ぶ「ヴィラ・葉崎マグノリア」の一棟で死体が発見された。所持品もなく、顔と手が潰されて身元の特定は困難。聞き込みに懸ける署員たちだが、ヴィラの住人は皆、癖のある人間ばかり…。

本書は「コージー・ミステリー」だというが、その「コージー・ミステリー」というのは、『日常的な場面でのミステリーで容疑者が極めて狭い範囲のコミュニティに属している』(Wikipedia)ということらしい。

双子が可愛いという人もいたが、あまり好きになれないガキども(いえ、お子さまたち)。

 

ヴィラの空き家で、身元のわからない死体が見つかった。

このヴィラに住む8組の住民たちは皆、なにがしかの秘密を持っている。
脅迫されているもの、あることないこと吹聴してまわるもの。
噂話が、三度のご飯より好きなもの。

と、いずれも嫌な性格の登場人物たち。

古本屋のアルバイトである葉村さんというのは、あの「日本一不運な探偵」ではなかったか。

そして、意外な犯人。と、意外な真相。
「海に臨む邸宅」に住んでいる人気作家角田の「実は……」も含めて。

人間関係は単純なのだが出てくる人たちがたくさんで、そのたびに巻頭の「登場人物」を見に行った。

カバー画には、本書の「キー」が詰まっていて楽しい。

 

|

« 名探偵ポワロ(30)「猟人荘の怪事件」 | トップページ | カラートリートメント »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 名探偵ポワロ(30)「猟人荘の怪事件」 | トップページ | カラートリートメント »