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2020.10.23

アガサ・クリスティ【クリスマス・プディングの冒険】

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著者:アガサ・クリスティ
価格:990円
カテゴリ:一般
発行年月:2004.11
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫ー
利用対象:一般
ISBN:4-15-130063-5

英国の楽しい古風なクリスマス。など、短篇の名手クリスティーによる短篇のフルコースを召し上がれ。(本の紹介より)

表題作をはじめ、全部で6つの短編集。テレビドラマの原作もある。

【クリスマス・プディングの冒険】

テレビドラマで、【盗まれたロイヤル・ルビー】として放映されたもの。エジプト王子は、東洋の王子であり、近く結婚するという設定。それでも、殆ど原作通りにドラマ化されていた。

イギリスの田舎の昔ながらのクリスマスというのが、大変楽しい。
それでも、「近頃は」若い者はホテルで過ごす方を選ぶとか。田舎であってもセントラルヒーティングがあるというのが素晴らしい。

【スペイン櫃の秘密】

これも、ドラマの原作。ドラマとは細かい点が違う、いや、ドラマが原作と違うところがある。
一番大きいのが、本作に限ったことではないだろうが、ミスレモンの描き方だというのはちょっとした発見。
ドラマの彼女は、ミーハーなところがある。

【負け犬】

これは、タイトルが全てを物語っている。

結局、直感というのは大切かな。

人間関係がややこしくて、頭の中を整理するのがちょっと大変だった。
最初に相談に来た女性の相手は、兄を陥れた片割れではなかったのか?

これ、ドラマになっているのだろうか?
→ 既に放映済みだった

【二十四羽の黒つぐみ】

【夢】と【グリーンショウ氏の阿房宮】は、よく似た設定。

【夢】はポワロだが、【グリーンショウ氏の阿房宮】はミス・マープルもの。

どちらも相続がらみの殺人。
しかも、犯人のなりすましというのまで似ている。

 

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