アガサ・クリスティ【アクロイド殺し】
著者:アガサ・クリスティ
価格:902円
カテゴリ:一般
発行年月:2003.12
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130003-1
深夜の電話に駆けつけたシェパード医師が見たのは、村の名士アクロイド氏の変わり果てた姿。容疑者である氏の甥が行方をくらませ、事件は早くも迷宮入りの様相を呈し始めた。
朝日新聞の「天声人語」で、「ポアロの100年」というのがあった。
【アクロイド殺し】で使われている機器に納得がいかなかった大学院生が、著者ご本人に手紙を出し、そこから文通が始まった。招かれて、会いに出かけてもいる。
この記事が契機になって、本書を再読した。機器って、録音機のことだろうか?
初めて読んだときは、犯人が判って驚愕した。そんなー、だった。
今回判って読むと、犯人の心理をなぞっているようで色々おもしろい。ご丁寧に(Kindleで読んでいるから)何人もがハイライトしている箇所もある。いずれも、犯人の行動・心理の場面だ。
去年だったか、一昨年だったか。三谷幸喜が例によって脚本を書いた、【黒井戸殺し】を観た。
野村萬斎のポワロに、大泉洋の「語り手」。
いま再読すると、ドラマはかなり原作に忠実に作られていたなと思う。
原作での医師の姉は、斉藤由貴の演じたものより嫌らしく描いてあるが。そう、ミスマープルをもっと判りやすくした感じ。
上記の「使われている機器」とは、ディクタフォン(録音機)のことだろうか?
ここまで書いて気がついた。2018年、ドラマ【黒井戸殺し】を観た直後、本書を再読していたのだった。
道理で、「お客様はこの本を……」とメッセージが出たはずだ。
そして、今回と同じようなことを書いていた。
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