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2020.11.30

市の花と、11月の検索語

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所用で、市役所へ行ってきました。

◆森博嗣【今はもうない】(04.12.12)
内田康夫【はちまん】(13.11.14)
関西のイコカ・ピタパ 伸び悩みの理由は(14.05.24)

◆篠田真由美【原罪の庭】(04.09.16)
オール電化(12.07.15)
和田哲哉氏をお迎えして(06.04.02)

関口知宏さん(14.11.10)
ドラマ【魔術はささやく】(11.09.09)
◆有栖川有栖【白い兎が逃げる】(08.05.31)

松本清張【球形の荒野 上】(06.01.30)
川淵圭一【窓際ドクター】(18.07.20)
補聴器、おしゃれに変身中 カラフルで使いやすく(04.09.16)


西村京太郎【寝台特急あかつき殺人事件】(17.11.23)
伊坂幸太郎【終末のフール】(07.01.31)
森浩美【家族ずっと】(19.06.12)


瀬尾まいこ【温室デイズ】(07.06.29)
伊坂幸太郎【ブックモビール】(12.10.05)
サトウハチロー【おかあさん 1】(05.08.08)

電気ケトルと卓上ポット(15.06.15)
松本清張【十万分の一の偶然】(11.05.19)
重松清【小学五年生】(17.09.13)

IPhone12と、10月の検索語(20.10.31)

 

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名探偵ポワロ(34)「エジプト墳墓の謎」

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【ポアロ登場】収録の短編

ツタンカーメン発掘

王家の谷で発掘を進めていた考古学者のウィラードが墓を開けた直後急死したことが、犯人にヒントを与えた。
次の一人は、敗血症で。その甥は犯人によって不治の病と宣告されて自殺。
又、破傷風でなくなった学者もいる。

ポアロとヘイスティングズは、ウィラードの妻の依頼で、王家の谷を訪れる。

原作を読んでいるときはサラッと通り過ぎていたのだが、映像で見ると、色々怖い。

発掘現場は、暑さと砂埃で、さぞ大変だったことだろう。

 

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2020.11.29

瀬尾まいこ【僕らのごはんは明日で待ってる】

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著者:瀬尾まいこ
価格:550円
カテゴリ:一般
発売日:2016/02/24
出版社: 幻冬舎
レーベル: 幻冬舎文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-344-42450-0

体育祭をきっかけに付き合うことになった葉山と上村。大学に行っても淡々とした関係のふたりだが、互いが互いを必要としていた。【「TRC MARC」の商品解説】

兄を亡くした僕(葉山亮太)と、二親を知らない上村との、起承転結がはっきりした4つの物語。

【米袋が明日を開く】

「米袋」とは、その中に二人で入って跳びながらゴールを目指す競技。
兄を失ってから、それでも中学時代は頑張っていた。頑張りすぎた故か、高校に入ってからはほぼ一日中ぼーっと過ごすことが多い。
その彼の態度を「たそがれている」と言った上村とコンビを組んでの、運動会。
まったく気乗りしなかった競技だが、少しだけ練習している内にコツをつかみ、本番では随分進歩した。

上村との間も、それくらい少ない距離だが縮まった。

【水をためれば何かがわかる】

大学生になった二人は、度々会っている。
そのうち上村に両親がないことを初めて知った葉山は、自分探しにタイへ行く。
そこで出会った大阪のおばちゃんグループが、笑える。

そして、上村から中学時代から好きだったと告白される。

 

【僕が破れるいくつかのこと】

ここでは逆に、上村から突然「別れよう」と言われてしまう。

何事も流される葉山だなぁと、なんとなく感心する。

上村と別れて比較的すぐに、次の恋人えみりが見つかる。
しかし葉山は、彼女との会話も、心の中で上村に報告している。

そして墓地で上村に会ってからは、葉山の気持ちは一気に正直になる。
考えるまでもなく、エミリには随分ひどいことをしたものだ。

 

最後が【僕らのごはんは明日で待ってる】

ここで初めて、「上村」ではなく上村の名前「小春」と表記されるようになる。
二人は結婚し、なんと空想上では三人の子持ちだ。

しかし、試練が二人を訪れる。

 

小春の考え方や行動が、潔くて気持ちいい。
他方、亮太は慎重というか、自ら「たそがれていた」時期のせいで、周りから暗いと思われていた。

それが、二人一緒だと、彼も本領を発揮できる(?)。

 

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2020.11.28

名探偵ポワロ(33)「愛国殺人」

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ドラマだけ観たのではややこしそうだが、原作を読んでから観たので、あまり戸惑わずにすんだ。
しかし、原作とは若干設定が変わっていた。

以下、ネタバレあり。

今回も、同じ人だと思っていたのが違う人物だったというのがあり、俳優さんをよく知っていたら判ったのかもしれない。
最初の方、インドでのエピソードからも、イギリスへ帰ってからと同じ人たちだったのだから。

靴と靴下の矛盾は、うまく使われていたと思う。

しかし、ドラマでのヘレンは本当に恐ろしい女だ。
それに対するに、男の身勝手さよ。

 

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2020.11.27

アガサ・クリスティ【愛国殺人】

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著者:アガサ・クリスティ
価格:880円
カテゴリ:一般
発行年月:2004.6
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130019-8

歯医者での治療を終えてひと息ついたポアロの許に、当の歯医者が自殺したとの電話が入った。なんの悩みもなさそうな彼に、自殺の徴候などなかった。これは巧妙に仕掛けられた殺人なのか?

マザー・グースの歌は、クリスティアがよく使うテーマだ。
歌のそれぞれの節が、各章の見出しになっている。

ポワロが通っている歯医者が自殺した。
だれもが、彼が自殺するはずがないという。
しかし調べた結果、薬の調合を間違えた彼が、自責の念に駆られて自殺したと判断したジャップは、捜査を打ち切る。

納得いかないポワロはある人物を訪ね、きな臭い話を聞く。

だがこれがミスリードで、タイトルさえも欺いていた。

国家存亡の危機に関する事件と思いきや、全くの個人的な話だった。
冒頭近く、ポワロが靴にこだわるのが何かあるなと思ったのは当たっていた。

本書では、4人の男女が殺される。そのうちにはかなり危ない人物もいた。
「適所にいる適材」であるとポワロが評した人物は、彼らの死に対して冷たい。
犠牲になった歯医者に対しては同情すると言うが、しかし「歯医者は他にもいる」と言い放つ。

それに対するポワロの言葉がいい。

私にとってはこの四人の人々の生命も、あなたの命とまったく同じほどに大切なものだったのです

ポワロ自身、間違って逮捕されたくずのような人間が絞首刑になってもいいと思わないでもなかった。だが、

私のたずさわっているのは自分の命を他人から奪われない、という権利をもっている個々の人間に関することです

とも言うのだ。

 

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2020.11.26

ドラマ【刑事コロンボ 第三十四話 仮面の男】

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前回外交官特権が相手だったが、今回はなんとCIA!

冒頭、被害者になるジェロニモがホテルの投宿して、上着を脱ぐ。
その時上着の下に装着していたものが何か、最初解らなかった。

これが、殺されたときに「犯人が上着を脱がした」原因なのだったが、コロンボも上着の件では悩んでいる。

ネルソンブレナーの家が、これまでにないほど超豪華。

これまでも犯人の家は殆ど豪邸だったが、今回は群を抜く豪華さ。
CIAという裏の顔があったにせよ、こんな家に住めることがおかしくないか。
当然、なにかしら他の収入があるからだろう、と普段から判らないのかな?
犯人役の方は、【祝砲の挽歌】にも出ていらっしゃった。
あの時は大いに同情したものだが、今回はいただけない。
ネルソン・ブレナーの声は、佐野浅夫さん。
喋っているネルソンが、佐野さんに見えてきた。

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2020.11.25

エリザベス・L・クライン【シンプルなクローゼットが地球を救う】

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ファッション革命実践ガイド
著者:エリザベス・L・クライン,翻訳: 加藤 輝美
価格:1,980円
カテゴリ:一般
発売日:2020/06/25
出版社: 春秋社
利用対象:一般
ISBN:978-4-393-33376-1

「ファストファッション」で衣類の大量生産・廃棄の現状を取材した著者が、必要な服だけ残す方法、リセールや修理のコツから、社会的アクションまでを具体的に伝授する。【「TRC MARC」の商品解説】

この「社会的アクション」の部分が、著者が本当に言いたいことなのかもしれない。

しかし「服の断捨離」に悩んでいる身としては、理念よりは実践方法の方がもっと知りたかった。
(実際にはより理想的なその方法の伝授ではあるのだが)

どうもまだ、女性誌によくある「着回し」とか工夫にとらわれている。
もっと思い切った決断が必要なのはわかっているのだが、気力体力が伴わない。

 

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2020.11.24

「折々のことば」2000回 広場やカフェのように

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「折々のことば」2000回 広場やカフェのように 歴史学者・藤原辰史さん×哲学者・鷲田清一さん

この欄で見つけて、【大家さんとぼく】を読んだのだった。

こんな風な思いで毎日綴っていらっしゃるとは、知らなかった。

「ネタ帳」(?)にびっしり書かれた「ことば」。
これに似たことは本を読んでいて時々するが、自分だけの「折々のことば」を作るというのもありかな。

 

9年前の画像だが、はて、ここはどこだろう?同じ日の次の写真は夕食のようだが。

 

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2020.11.23

原田マハ【さいはての彼女】

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【さいはての彼女】
著者:原田マハ
価格:572円
カテゴリ:一般
発売日:2013/01/25
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-100642-9

敏腕若手女性社長、涼香。失恋と社内の内紛でくたくたになり、失意のまま出かけた沖縄でのヴァカンスは、行き先違いでなぜか女満別!? だが予想外の出会いが心を解きほぐしていき…。【「TRC MARC」の商品解説】

カバー絵は、「さいはて」を走る「さいはて」と「彼女」だろう。

表題作【さいはての彼女】の「さいはて」は、文字通り「さいはての土地」と、「さいはて」というバイクの名前とを掛けているのか?

「敏腕」って、どういう意味があるのだろう?

その彼女「凪」が、非常にいい感じで描かれている。
彼女こそが、本当の「敏腕」ではないか。

次の【旅行に行けなかった友人と、母親への手紙 】は、続きかと思ったらまったく別の話だった。

 

【冬空のクレーン】は、北の国の「クレーン」すなわち丹頂鶴と、大東京の空を突く「クレーン」の話。
あの建てかけのビルの一番上で働いている「クレーン」が、鶴から来ているとは、当たり前のことなのに考えたこともなかった。
そう言われれば、折り紙の鶴の形に似ている。

これも、キャリアを大切にひたすら生きてきたアラサーが、職場で挫折して北国を訪れる話。
会社の中の重要な人物だと自負していても、それは「歯車」どころか歯車を止めている「小さなネジ」の一つでしかないのだった。換えはいくらでもある。

そこに至ってもなお、やはり東京へ帰っていくのか。帰るしかないのか。
違う人生なんて、そうそう転がっているわけではないから。

 

【風を止めないで】では、再び凪が登場する。
今度は、彼女の母親の話。

凪が夏のツアーに出かけてしまったあと、一人亡くなった夫のことを想っている。
そこへ来客。
東京の広告会社の人で、凪をキャンペーンガールに使いたいという。
障害を売り物にするのではと危惧した彼女は、独断で断る。
しかし帰途、凪の勤める会社へ一緒に行って、単車の話で盛り上がる。
あげく、おそくまで飲み会になって、彼を泊めてしまう。

しかしその彼は、亡くなっていたと聞いて衝撃を受ける。
実際には、亡くなったバイク好きの兄が登場していたのだが……。

あり得ないような話だが、ちょっと泣かせる。
凪が出かけていたのは、【さいはての彼女】で描かれた場所だった。

冒頭と最後が、キチッとつながった。

 

一つ一つが面白いので、出来れば後日談も知りたいものだ。
とは言っても、同じような話が続くとうんざりかもしれない。

【旅行に行けなかった友人と、母親への手紙】は、【ハグとナガラ】という二人を主人公にした短編集にも収められている。

 

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2020.11.22

視覚障害者に捧げた人生 飲酒運転の犠牲に

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視覚障害者に捧げた人生 飲酒運転の犠牲に

朝日が取り上げてくれていた。

あらためて、悔しい思いが湧き上がってくる。

 

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名探偵ポワロ(32)「雲をつかむ死」

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またまた、原作と随分違う設定。

乗客は11人から7人に減っており、座席も4列ではなく3列。
もっとも違うのはジェーン・グレイで、美容院に勤務している乗客ではなくスチュワーデスになっている。
原作では、スチュワーデスではなくセカンド・スチュアート(男性)なのだが。

マダム・ジゼルは、結構美人だ。

また、ジゼルの娘は実は……、というのは難しいだろうなと思う。だが知ってて見ているから「髪の色を変えたり服装や化粧でうまく違うように見せているな」と判るけれど、何も知らずに見ていたら同一人物だとは気づかないだろう。
イギリスの方なら、俳優をしっていて判るかも、だが。

また、冒頭の全仏の試合などまったくドラマの創作。短い時間の放映なのに、結構時間をつぶしている。

この時代、汽車でロンドン・パリ間を移動という方法もあって、フェリーを使うのだろうか?
それでは、なぜポワロは汽車で移動しなかったのだろう?
なんてこと言ったら、物語が成立しない。

気の毒だったのが、フランス警察のフルニエ。ジャップに偉そうにされて、かなりお怒りの様子だった。

映像で見ると、景色や建物。それに女性の衣装など、楽しい。

 

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2020.11.21

アガサ・クリスティ【雲をつかむ死】

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著者:アガサ・クリスティ
価格:1,210円
カテゴリ:一般
発売日:2020/06/18
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-15-131010-2

英仏間を飛ぶ飛行機内で、老婦人の変死体が発見された。その首には蜂に刺されたような傷があったが、偶然乗り合わせたポアロは、床から人工の毒針を拾い上げ…。【「TRC MARC」の商品解説】より

飛行機の中で飛ぶ蜂のことは、覚えている。これが事件とどう関係していたのだったっけ?

なぜ被害者は、その飛行機に乗ったのか?
メイドが電話予約したとき、航空会社はいつも使っている朝の便は満席だと言った。
ここで、すこしおかしいなと思ったのが当たっていた。
本の最初の方のページに、飛行機の座席と乗っている人たちが描かれている。
半分近くが空いている。それから見ても、朝の便が満席とは思えなかったからだ。

ポワロが調べ始めて、あちこちで登場するアメリカ人。
はたして本当はだれなのか?

ずっと気になっていたことの一つに、元女優のメイドのことがある。
彼女は最初の方で、女優に化粧箱を持ってくる。

そしてそれは、証明された。

ジェーンがうまく立ち直れるように、ポワロは粋な計らいをしたものだ。

 

ポワロは、船と同じように飛行機も駄目なようだ。
車での移動でも、ヘイスティングズの運転にヒヤヒヤしているが。

 

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2020.11.20

大阪は大丈夫なの?

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ハロウィーンから2週間ちょっと。
危惧された通りの結果になっている。

大阪市内の雑居ビルの居酒屋なんて、以前と同じくらいの混みようだとか。
「GoTOなんとか」効果(?)の出すぎでは?

今週から、当市の発表も、府の方法を取り入れるようになった。
より見にくくなっている。

いつになったら、平常にもどるのだろう?

 

あーあ、紅葉狩りに行きたいなぁ。

 

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2020.11.19

小湊悠貴【ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人3】

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著者:小湊悠貴
価格:649円
カテゴリ:一般
発売日:2020/10/21
出版社: 集英社
レーベル: 集英社オレンジ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-680345-8

秋冬の繁忙期を迎えようとするホテル猫番館。パン職人の紗良は販売用の新作パンのアイディアを練っていたが、なかなかうまくいかない。そんなある日、「自分は紗良よりもパン職人としての実力がある」という人物が現れて…。【「TRC MARC」の商品解説】

冒頭【ことのはじまり】は、専門学校時代の恩師がパン屋を開店したと聞いて訪れた、初めての登場人物秋葉洋平からはじまる。
偶然沙羅も来ていて、なぜか洋平は沙羅に見つからないようにするのだった。

なにか、曰くがありそう。
そして、一波乱ありそう。

 

【パン職人とパン職人】

その専門学校の同窓会。
監事は洋平で、沙羅につっけんどんに接する。

そして、早くも波乱が……。

秋葉が、「厨房助手募集」を見てやってきたのだ。
しかも、自分と紗良の腕を見て今後のパン職人を決めてほしいと。

当然断るかと思った天宮が、アルバイトとして雇うと言う。
絶望的になった紗良だが、そこは天性の素直さで秋葉に接する。
一方秋葉は、そんな彼女の接し方にいらつきつつ、次第に心を開いていく。

しかし、「いい子」すぎるよ>紗良。でもそれが嫌な感じでないのがいいのかな。
こういうのが、本当の「育ちの良さ」なのだろう。
それでも、自分のやりたいことはやり通す筋の強さも持っている。

 

天宮が札幌の娘に会いに行って留守になる三日間を、残ったメンバーで乗り切れるか。
【乙女たちのお茶会】は、スイートルームに泊まった老女二人の物語。
90歳近い彼女たちの一人がお誕生日に自分に振る舞うホテル滞在。
学生の頃はそうでもなかったのが、還暦を過ぎてから親しくなった友人とのステイだ。

いつまで経っても「乙女」である彼女たちが、優雅に過ごしたアフタヌーンティー。

このホテルのスイートに、一度は泊まってみたいものだ。

 

【ホテリエの流儀】は、同じホテル従業員が猫番館のおもてなしを偵察(?)に来る。

ハプニングへの対応の素晴らしさに、すっかり満足して帰ることが出来た。
今はホテルマンとは言わずに、ホテリエというのだそうな。


彼女が務めているホテル(あるいはその近くのホテル)に、泊まったことがある。
関内駅から横浜スタジアムを眺めながら歩いて到着したホテル。中華街にも近かった。

残念ながら、特に印象には残っていない。

 

そして最後の【聖夜の魔術師】で、このシリーズも終わる。

紗良と要がもう少し近づくかなと期待したのだが、余韻を持たせてのラストだった。

 

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小湊悠貴【ホテルクラシカル猫番館  横浜山手のパン職人3】(20.11.19)

小湊悠貴【ホテルクラシカル猫番館  横浜山手のパン職人4】(21.09.07)

小湊悠貴【ホテルクラシカル猫番館  横浜山手のパン職人5】小倉トースト(22.03.01)

小湊悠貴【ホテルクラシカル猫番館  横浜山手のパン職人6】(22.07.08)

 

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2020.11.18

ドラマ【刑事コロンボ 第三十三話 ハッサン・サラーの反逆】

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外交問題が絡むかなり難しい事例。

途中、いろいろ珍しいものが拝見できて面白かった。

タイトルからして、すでに犯人は判っている。

 

成功者は、それを披瀝したくなるものだ。

今回は、その心理をうまく利用したコロンボの勝ち。

潔く敗北を認めると宣言して、サラーを油断させたコロンボ。
そこで国王登場という、まさかの展開が待っていた。

お見事!

でも、この王様、かわいい。そして公平な進歩的な方だ。
お国の治世がうまく行きますようにと願う。

そう、デモは「国王万歳」だというのをコロンボが知ったのも、よく出来ていた。
これって、言葉がわかる人が観ていたら、見抜けていたのだろうか。

 

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2020.11.17

アガサ・クリスティ【ABC殺人事件】

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著者:アガサ・クリスティ
Kindle版訳者:能島武文
価格:880円(ハヤカワ文庫)
カテゴリ:一般
発行年月:2003.11
出版社: 早川書房
利用対象:一般
ISBN:4-15-130011-2

ポワロのもとに、奇妙な犯人から、殺人を予告する挑戦状が届いた。この手紙を裏書きするかのように、アッシャー夫人(A)がアンドーヴァー(A)で殺害された。つづいて……

読んだのはKindleで、画像が地味なので、華やかな「ハヤカワ文庫」のものを拝借。
ハヤカワは、著者を「アガサ・クリスティ-」と表記している。

それはともかく、「翻訳が悪い」というレビューがあって、同感。
日本語がこなれてないというか、「あれ?こんな言葉使う?」という場面も多々あった。

 

肝心のストーリー。

読了しないまま、テレビを観る。
この長編を2時間弱のドラマに収めるのは、なかなか大変だったのでは。

ドラマでは度々登場していた靴下の行商人は、ここでは「ヘイスティングズ」の語りではない三人称で語られている。

最後の殺人は、かなり苦しいのでは?

 

いずれにしても、「誰が得をするのか?」に絞って考えればある程度予測は付く。
それを如何に実証していくかが、ポワロの腕だろう。

面白かったのは、「B家」でヘイスティングズが美人の秘書に肩入れするのに対して、ポワロがB夫人に同情すると言ったところ。
ドラマではあまりはっきり出ていなかった秘書の目論見を、もしかしたらポワロは早い段階で見抜いていたのかもしれない。

 

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2020.11.16

プリンター買い替え

Epson

随分好きで使っていたカラリオだったが、ある日「インク廃棄タンクが一杯になった」といったようなメッセージが出て、使えなくなった。
部品がもう交換出来ないのだ。

仕方なく、買い替えることとする。

しばらく前からエプソンは「エコタンク」とやらを導入していて、これだとインク代節約になるらしい。
こういうのは実際見ないといけないので、ジョーシンまで出かけていく。

やっぱりカラリオの方がいいかな(カラーがキレイ)と思いつつ、インクの消費量がばかにならないのでエコタンク搭載のものにする。
色は、画像とは違って黒。

 

前回Wi-Fi設定で苦労したよなという体験から、プリンタ交換に消極的だったのだが……。

恐る恐る設定作業に入る。

ところが、危惧していたWi-Fiは、パソコン側からいともあっさりと出来てしまった。
よかった、よかった!

だったのだが、そうは問屋が卸さなかった。

印刷テストも万全だったのに、プリンターに「無線接続がうまくいってない」などと表示されてギクッ!

しかし、パソコンの「プリンターの追加」をしていなかったからだった。

前のプリンターの時、パソコンを買い替えても何もしなくてもすぐ印刷できていたので、このことを忘れていたのだった。

よかった、よかった!と、今度こそなりますように!

ふー、やっぱりパソコンはキライやー!!

 

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2020.11.15

アガサ・クリスティ【教会で死んだ男】

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著者:アガサ・クリスティ
訳者:宇野 輝雄
価格:968円
カテゴリ:一般
発売日:2003/11/01
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130062-7

ポアロとヘイスティングズの名コンビが数々の難事件に挑戦する!ポアロもの11篇のほかに、ミス・マープルもの1篇、怪奇もの1篇を収録。

収録作は12篇あるが、ドラマで観たものから順に。

【戦勝記念舞踏会事件】

原作では、ポワロは舞踏会に行っていない。

【二重の手がかり】

ドラマではポワロの「まさか」があったのだが、原作ではそれほどでもない。
しかしポワロが公爵夫人に好意を抱いただろうことは想像できないでもない。

【プリマス行き急行列車】

こちらはほぼ、ドラマ通り。じゃなく、原作にかなり忠実にドラマ化されている。

【スズメバチの巣】

こちらは、ドラマと違ってかなりシンプルな展開をしている。
ドラマではよりを戻した二人の様子や、ラングトンのアトリエのことなどもあったのに。

あと、ドラマでは午後7時半だったが、原作では午後9時だ。
イギリスの夏は、午後9時でも明るいのかな?

 

ほかに、

【潜水艦の設計図】

【クラブのキング】

「クラブのキング」は不吉な合図?
ここでは、家族の絆の強さを感じさせられる。
しかしブリッジをするのに、どうして「クラブのキング」だけ箱の中に入れておいたのだろう?

【マーケット・ベイジンクの怪事件】

せっかく田舎で休暇を楽しもうとしていた、ジャップ警部・ポワロ・ヘイスティングズだったが……。

ここで、ジャップが壊されたドアを持ち上げるのに、なぜポワロを呼んだのだろう。
そのおかげでヘイスティングズはハンカチを調べることが出来たのだが、明らかに体力はポワロよりヘイスティングズの方が勝っているのでは?
しかし、ヘイスティングズは怪我をして退役している。もしかしたらその辺を考慮したのかもしれない。
しかしドラマで見る限り、ヘイスティングズは元気そうだが。

またどこかでそれが判ればいいな。

【呪われた相続人】

長男は相続できないという呪いのかかった家系。
主はそれを信じ込んでいるが、アメリカ人の妻は信じていない。
しかし息子が色々危機に遭うことがあって、ポワロに相談する。

真相は、なんともやりきれない話だった。

【コーンウォールの毒殺事件】

夫に毒殺されかかっているのではと、相談に訪れた婦人。
そこには、夫に嫌疑がかかるよう、巧妙に仕組まれた罠があった。

【料理人の失踪】

ある中流家庭の料理人が、突然いなくなった。
それと、新聞に出ていた公金拐帯事件との関係は?

こういう依頼人はどちらかというと避けたいポワロだったが、ある時点で俄然興味をひかれて、真相を究明する。

【二重の扉】

 

最後の二篇は、ポワロものではない。

【洋裁店の人形】

洋裁店にいつの間にか現れた人形が、散々縫子たちを翻弄して、最後は窓から捨てられる。
それを拾った女の子は、人形をかわいがってくれるのだろう。
人形は、可愛がってほしかったのだという話。ということでいいのだろうか?

縫子たちのセリフが延々と続くだけで進展がなく(いや、人形はいろいろ勝手に動き回っているが)、あまり面白くなかった。
それとも、こちらの読解力不足なのかも。

そして表題作【教会で死んだ男】は、ミスマープルもの。

読んでいるはずだが、全く覚えがない。
しかし、幼い子が幸せになりそうな最後でよかった、よかった。

いつもながら、ミスマープルの推理力はたいしたものだわ。

 

これらの作品、ドラマ化されたら、追記していこう。

 

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2020.11.14

ドラマ【刑事コロンボ 第三十二話 忘れられたスター】

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終盤のシーンに泣ける。
【別れのワイン】と同じくいい作品で、コロンボベスト20の一位と三位だ。

このグレースが一人映画に見入っていてコロンボがそれを放置する画面は、よく覚えている。
どうして逮捕しないのか思い出せなかったのだが、そういうわけだったのか。

 

グレースは、周りの人に恵まれていた。

体調を慮って、復帰に反対していた夫。優しい夫は、世界一周旅行も計画していた。

また、ずっとグレースを想っていて、最後に自分の気持ちを違う形で表した、元コンビを組んでいたネッド。
渋くて、いい俳優さんだ。

コロンボは、ネッドの提案を受け入れたのか。『二ヶ月頑張る』とネッドは言うが……。

執事も、いい味を出していた。

 

【別れのワイン】やこれが好きなのは、一つには犯人がコロンボに対して上から目線の横柄な態度を取っていなかったことにも関係するかな。
『刑事がうっとうしい』と、ネッドにはこぼしていたが。

 

グレースの声が、鳳八千代さん。
夫ヘンリーは、なんと巌金四郎さん。

今読んでいる【ABC殺人事件】でも思うのだが、住み手が全ていなくなった家はどうなるのだろう?

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2020.11.13

鈴木真理子【 仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術】

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著者:鈴木真理子
価格:1,540円
カテゴリ:一般
発売日:2016/11/09
出版社: 明日香出版社
利用対象:一般
ISBN:978-4-7569-1865-9

仕事のミスをなくし自分を守るためのハウツーを紹介。ミスをなくし目標を必ず叶えるためのアドバイスもまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】

この手の本は同じようなことが書かれているのに、つい手に取って(ポチって)しまう。本屋で手に取るだけならレジへ持って行くまでにまだ考えの変わることもあるが、ポチってしまったものはやってくる。

それでも、結構参考になることはあった。
解っていてもなかなか出来ないこと。それは、「即メモる」ということ。
これを繰り返し言われて、とみに記憶力減退の昨今、心がけるようにしている。

手帳の項で「消せるボールペン」を推奨していたが、ボールペンで書いたものを消すなんてと、何だか信用問題のような気がして取り入れていなかった。
予定欄が比較的変わることもあり(そしてそのたびに汚くなり)、目的を考えながら使ってみることにした。

「消せるマーカー」があることも知った。マーカーは色が移るし好きではないのだが、一時的なものならいいかと、これも採用。

と、まぁ参考になった本。

 

ただ本書の左側のページの殆どが中身を図にしたもので、何だかもったいない。いちいち絵を見なくても、文章だけで解るような単純な内容なのに。

 

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2020.11.12

名探偵ポワロ(31)「ABC殺人事件」

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このシリーズを見始めてから、初めての長編。
短編で1時間というのはちょうどいい設定で(なかには原作が短すぎてドラマで膨らませているものもあるが)、この長編を1時間45分くらいで完結するのは、なかなか難しいのでは。

原作を全部読めておらずなかなかドラマを観なかったのだが、次の放映前にはと、6日夜に視聴。

Bが殺されるところまで読んでの観劇(?)だったが、そこまでは原作をかなり忠実になぞっている。
もっとも、原作には登場しないヘイスティングズの南米土産のクロコダイル(本当は違う名前らしい)が最後まで割り込んでくるのはご愛敬か。

その時間制限の中で、ストーリーはササッと進む。

靴下商人の名前は、たしかに本人にとっては重荷だったろう。アレキサンダーとボナパルトではね。

最終場面、ポワロに礼を言いに来たのが救いだった。
そう、「今一番イギリスで有名人」になったのだから。
これから、新しい人生が待ってればいいね。

 

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2020.11.11

アガサ・クリスティ【ポアロ登場】

Photo_20201029094301 著者:アガサ・クリスティ
訳者:真崎 義博
価格:858円
カテゴリ:一般
発行年月:2004.7
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
ISBN:4-15-130051-1

有名な女優のもとにダイヤの盗難予告が届いた。依頼を受けたポアロは、ダイヤにまつわる因縁話の裏にひそむ秘密を、みごとに看破する。

初めての短編集だという。ポワロ初期の事件14篇のうち、ドラマを観たものから紹介。

【マースドン荘の悲劇】

ドラマと違って、ポワロたちは田舎の宿屋の主人に頼まれて出向いていったのではない。
また、お芝居をしたのも当然ながらその主人ではなく、本物の役者だった。
ジャップ警部もお芝居に一役かっている。

そこへ乗っかるように、夫人自身もお芝居をしているが。これはポワロの目論見を知らずにしたことで、墓穴を掘っている。

ポワロが事件に関わったのは、保険会社から調査を依頼されたから。
そして「マースドン荘」へ赴き未亡人に会って、殺人事件だと確信する。
夫が死んで(自殺なら保険金が入らないと判ったら)、絶望的になった配偶者がきれいに化粧などしないだろうというのが、そう判断した根拠だ。そりゃそうでしょ、と思う。

 

【猟人荘の怪事件】

ドラマではロジャー・ヘイパリングはヘイスティングスの友人という設定だが、原作ではロジャーは単に相談に訪れてヘイスティングスと一緒に既に事件の起きたダービシャーの猟人荘へ赴く。

また、家政婦は信頼できる人物として、ロジャーの夫人とともに待っている。というのは、ロジャーの話。
家政婦については、ドラマと一緒。

【百万ドル債券盗難事件】

これは観ていない。ポワロも船に乗るそうだが、原作では船酔いさえなければ豪華船に乗ってみたいと言わせている。

乗客の一人が犯人で、彼女の何気ないしぐさがヒントになったようだが、この人物は原作にはない。

 

あとは、ドラマ化されていてこの後観ることがあったら、順番を入れ替えよう。

【〈西洋の星〉盗難事件】8月8日放映の(19)

狙われた、二つのダイアモンド。女同士のライバル意識。それを利用した男の身勝手。

二人の女性が別々にポワロを訪れる。
一人目とは交渉成立せず。ポワロの留守に訪れた女性に、ヘイスティングズは先の女性の話をする。
これって、どうかなぁ。私立探偵が依頼人のことを他の人にベラベラ喋っていいのかなぁ。もっともヘイスティングズは探偵ではないが、張り切っている。
今回何故かポワロが冴えないようだが……。という一篇。かなり笑える。

ポワロは、長身のハンサムな男性を嫌っていないか?

【グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件】1月16日の(41)

プロのボーイやメイドは、空き部屋であってもちゃんと掃除をするというのがヒント。

 

チビチビと読んでいたら、数の多さにどれがどれか判らなくなってしまった。

収録作だけ並べておく

【安アパート事件】

【百万ドル債券盗難事件】8月29日の(22)。

【首相誘拐事件】8月1日(18)放映の「誘拐された総理大臣」だろうか。

 

後ろ二篇は、ポワロの思い出話。

【消えた廃坑】は、悪人さえもポワロを利用しようとする(つまりポワロに依頼する)ことがあるという話。

最後の【チョコレートの箱】は、失敗談だとポワロは言う。
自分が傲慢になったら、『チョコレートの箱』と言ってくれるよう、ヘイスティングズに頼む。

しかしその舌の根も乾かないうちに自分を自慢し、ヘイスティングズが言った「チョコレートの箱」は聞こえないふりをする。

事件そのものは、真犯人がポワロに真実を話すという形でオチがついていた。

 

 

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2020.11.10

Evernote

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Evernoteが新しくなった。

その際、うっかり新規作成にしてしまって、さぁ困った。
何故か色々機能を使えと言ってきて、元へ戻れないのだ。

あれこれ触っている内に「新規」の方をログアウト出来て、元のIDで入ることが出来た。
あー、ホッとした。

その新画面だが、起動が遅い。メニューも随分変わってしまって、使い心地はよくない。
もう一つのパソコンの方は、元のまま置いておこう。

関連して、

端末数制限というのが出来ていて、プレミアムでない場合は制限がかけられるようになったらしい。
iPhonも一つの端末になるので、パソコンでは1台しか使えなくなる。

大きなデータを一度にクリップすることはなくなったのでプレミアムをやめたいのだが、出来ないのかな?

 

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2020.11.09

八木沢里志【純喫茶トルンカ】

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著者:八木沢里志
価格:682円
カテゴリ:一般
取扱開始日:2013/10/26
出版社: 徳間書店
レーベル: 徳間文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-19-893766-9

東京の下町にひっそり佇むレトロな喫茶店「純喫茶トルンカ」。ある日、高校生の看板娘・立花雫とバイトの修一が店に出ていると、女性客が来店。突然「あなたと前世で恋人同士だったんです」と修一に語りだし…。【「TRC MARC」の商品解説】

「ほんわかする」とか「やわらかな世界観」といった肯定的な批評に混じって、「キモい、変な文章」というレビューがあった。
この人の気持ち、判る気がする。

【森崎書店の日々】も、続編はどうかという気がしたし……。

高校生雫は自称「看板娘」だが、単にお行儀の悪い高校生でしかない。
突然現れた千夏という女性も、今ひとつ好きになれない。というか、気持ち悪い。

しかしだんだん慣れてきたというか、こういう展開もありかもという風になっていった。

その【日曜のバレリーナ】は、修一と千夏との距離が少しずつ縮まっていく。雫のお節介もあるが、千夏と修平との意外な昔話で納得できるというか。

「日曜のバレリーナ」が完成するのは、時間の問題だ。

【再開の街】は、バブルに踊らされて恋人を捨てて街を去った男が、その恋人が結婚後に産んだ娘に会いに戻ってくる話。
絢子は、【日曜のバレリーナ】でも登場していた。

最後は少々お涙ちょうだいのオチになっていて、ここで感動する人は作者の思うつぼに入ったと意地悪な見方をしてみる。

ま、しかし、『再開とは、人生における一番身近な奇跡である』という絢子オリジナルの「格言」は、それはそれで面白い。

 

【恋の雫】では、その小生意気な雫の語り。
名前の由来から、この家のことまで。なぜ、母親は一人海外にいるのか。なぜ、雫が家事をしているのか。

そのあたりの、立花家の事情も語られる。

雫の姉の元恋人だった荻野登場のあたりから、おかしな方向へとシフトしていく。
ハラハラしながら雫を見守っている、幼なじみの浩太。

ここでは、雫は背伸びしながらも真っ当な高校生なのに、思い出の中での菫は少々気持ち悪い。

【雫の恋】ではなく、【恋の雫】なのがよかったかな。

 

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2020.11.08

ドラマ【刑事コロンボ 第三十一話 5時30分の目撃者】

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被害者の妻で後に自分も被害者になるナディア。この女優さん、何だか怖い。
引き比べ、犯人の笑顔が爽やか。というのも、困ったもんだが。

犯人の同僚の女性医師にコロンボが『これは殺人事件だ』と怒るのが、いつもの「のほほん」と違ってすごみがあった。
コロンボ、時々こうして怒るね。

「5時30分の目撃者」をそういう設定にするだろうなというのは、解る。
そして自供を引き出すつもりだなと。

結局、その「目撃者」は犯人自身だったのだが……。

催眠術で人を操って殺せるという、こわーい話だった。

 

カールの吹き替えの大平透さん。おお、「スーパーマン」だ!

 

画像は、9年前にディアモールで。

 

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2020.11.07

おかべたかし【くらべる東西】

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著者:おかべたかし
価格:1,430円
カテゴリ:一般
発売日:2016/06/09
出版社: 東京書籍
利用対象:一般
ISBN:978-4-487-81033-8

桜餅、タクシー、いなり寿司から、銭湯、座布団、縄文土器まで、34組の東と西の文化・風俗を、違いが一目で分かる写真を掲載し、それぞれの特徴を解説する。【「TRC MARC」の商品解説】より

商品解説の筆頭にもある「桜餅」の東西比較はよくあるが、なんと表紙絵が「銭湯」だ。

もう長年いわゆる町の銭湯には行ってない。こんなおしゃれな浴槽になっているのか。
銭湯に通っていた頃は、湯船は真ん中にあって、その周りに腰掛けられるようになっていた。
お湯は常時あふれているし、こちらを使う人も多かったような気がする。もちろん、湯船に石けんの泡など入り込まないようにする必要はあるが。
そういえば、東ではお湯があふれていないと聞いたことがあるような。

銭湯だけではない。東西の違いは、眺めているだけで楽しいし、「ふーん」と思うこともたくさんある。

西のネコの尻尾はまっすぐで、東の猫の尻尾はカギ型が多いというのも面白かった。
たしかに、尾がカギ型のネコって、あまり見かけないな。

内裏びなの並びが違うのは知っていたが、目の形も違うのか。関西のおひな様は、平安美人から取っているのだと思う。

と挙げていけば、延々と続くことになるのでこの辺で。

「おひつ」の蓋が違うのには、触れてなかったなぁ。

著名人の比較は、著者の独断のような気がするがどうだろう?

 

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2020.11.06

iPhoneアプリ:マックス ピル リマインダー

Maks

 

ある方のTweetで知った。
さっそく導入。

毎日飲む薬も、一週間に一度の薬も、登録できる。

これ、なかなか便利だ。毎日も、週に一度でも、登録できる。

 

決めた時間に飲まなかったら、なんと電話がかかってくる。
取ると、『ワンワン』と!

ありがとう、マックス!

 

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2020.11.05

加納朋子【月曜日の水玉模様 】

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著者:加納朋子
価格:550円
カテゴリ:一般
発行年月:2001.10
出版社: 集英社
レーベル: 集英社文庫
利用対象:一般
ISBN:4-08-747374-0

丸の内に勤めるOL・片桐陶子は、通勤電車の中でリサーチ会社調査員・萩と知り合う。やがて二人は、身近に起こる不思議な事件を解明する〈名探偵と助手〉というもう一つの顔を持つように……。

【月曜日の水玉模様】

通勤電車で毎日出会うサラリーマンは、実は……。
ここから始まる謎解き物語。

陶子の勤める会社の社長は、なかなかユーモアセンスのある人だ。

【火曜日の頭痛発熱】

風邪をひいた陶子はビル内の医療室へ。
そこでまた、通勤電車のサラリーマンと遭遇する。
そして、ワイシャツにイニシャルを入れたサラリーマンとも。

しかし、「薬は毒」というのは本当だなぁ。

以下、

【水曜日の探偵志願】
【木曜日の迷子案内】
【金曜日の目撃証人】
【土曜日の嫁菜寿司】
【日曜日の雨天決行】

と続くが、殆ど忘れてしまった。

「嫁菜寿司」がよかったなと思ったことだけは覚えているが。

紹介文には、二人が〈名探偵と助手〉だと書かれていたが、そんな風ではなかった。

こんな状態だが、一応読んだ記録として挙げておく。

 

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2020.11.04

菊人形

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先日市役所へ行ったとき、別館横の菊花展を見た。
菊人形が【麒麟が来る】の二場面を再現していた。


近畿以外のところへ講習で行って、『枚方って知ってる?』と聞くと、『菊人形』と応えが帰ってきたものだ。
最近は、『ひらパー』というのが多くなった。

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↑ には明智たまが、→ には濃姫がいる。

 

菊人形は枚方公園(つまりひらパー)で開催されていたのだが、後継者不足(と資金不足?)でやらなくなった。

朝日新聞を購読していると、何枚か券をくれたものだ。だから毎年、秋は「枚方公園」だった。
それも、随分前になくなってしまったが……。

 

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2020.11.03

滝田務雄【田舎の刑事の趣味とお仕事】

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著者:滝田務雄
価格:704円
カテゴリ:一般
発行年月:2009.9
出版社: 東京創元社
レーベル: 創元推理文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-488-49901-3

彼の名は黒川鈴木。姓名どちらも姓に見えるという点で、まあ珍名の部類に入る。職業は警察官。階級は巡査部長。既婚で子供はない。【「BOOK」データベースの商品解説】

脱力系ミステリとのこと。シリーズものらしい。

登場人物の名前がふるっている。巡査部長の黒川に白石・赤木という部下。基本色が揃っている。
その上、黒川の名前は鈴木ときた。

表題作から始まる短編集だが、その表題は「趣味」が先で「お仕事」が添え物だ。

その趣味は、コンピューターゲームで、彼は「愛らしい女の子」というキャラを演じている。
何だか軽すぎ・ノリすぎ感ありで今ひとつ面白くないのだが、事件の解決では思わぬ鍵があったりで、結局全部読んでしまった。

だが黒川の「論理的思考」というのも、なかなか捨てがたい。

 

表題作【田舎の刑事の趣味とお仕事】。

ある日、黒川のしているオンラインゲームに、白石が参加してきた。しかも本名で。
おまけに、『能なしの上司が云々……』という話題を振って、偶然を装った黒川から手ひどい仕打ちに遭う。
しかも現実生活でも、嫌がらせのような命令を受ける。

現実の事件の方は、ワサビの盗難。
山の中のワサビ田が荒らされたのだが、そこまでの移動手段と戦利品持ち帰りに目をつけた黒川はこれを解決。

その結果を、白石は得意げにゲーム上で自慢する。

【田舎の刑事の魚と拳銃】

山中の池近くの森に、弾丸跡が発見されて……。

白石とは違って真面目な部下赤木の協力の下、これまた黒川は見事な推理で真相を見抜く。

魚の大きさと箱の大きさの単位。カーテン越しで姿は見えないが声は聞こえるというのが、大きなヒントになっている。

【田舎の刑事の危機とリベンジ】

田舎のコンビニ、ゆったりとした敷地ときれいな建物。
何もない近在の住民には喜ばれているが、防犯上問題ありで、警備会社を頼みに万全を期していたはずだったが……。

案の定、強盗が。
あろうことか黒川自身が買い物に来て巻き込まれてしまう。

【田舎の刑事の赤と黒】

「赤と黒」というのは「赤木」と「黒川」ではなく、「ルビー」と「カラス」だった。
結局、あまりいい終わり方をしなかった。不可抗力ではあったが。

【田舎の刑事のウサギと猛毒】

ここでは、井馬南司(いまなんじ)とか戸景美奈(とけいみな)とか、ふざけた名前が多い。

 

全体に妻との会話も奇をてらっているというか、あり得ないだろう設定。
彼女の態度は、あまり愉快ではなかった。

 

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2020.11.02

【くらべる東西】

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昨日ポチって、今日届いた。

写真だし、ほかのページとも比べたいから、電書ではなく紙本がいい。

パラパラと全体を眺める。「ふんふん、たしかに」とかつぶやきながら、ページをめくる。


あとでゆっくり楽しむとして、少し気にして下さっていたコロッピー さんへのご報告を。

 

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ドラマ【刑事コロンボ 第三十話 ビデオテープの証言】

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最初の放映時には、デジタル時計はまだ珍しかったのか?
防犯設備にしても、我が家でも作動している。

終わり近く、妻が夫にやや不信感を持ったのが、ある意味救いだった。
夫は、妻を裏切っていたのだから。

今回、ワンちゃんがなかなかいい「お芝居」をしていた。
この犬、ペーター・フォークの飼い犬だとか。
ちょっとおバカに見せている名優(名犬?)かも。

それにしても、2階までの階段の広いこと。学校の階段並み。車椅子が上り下りするスロープもゆったり設けられる。

彼の色々な発明は、今から思うからか、なかなかいい発想ではないか。妻の母が言うように、単なる道楽とは思えないし、それを理由に社長の椅子を下ろす必要はないと思うが。

 

犯人役の声は、なんと山田吾一さんだった。
滝田祐介さんと同じ「事件記者」の出演者だ。懐かしいなぁ。
会長役の声は、佐々木すみ江さん、妻の弟が佐々木功さん。

伊武雅刀さんも出ていらしたようだが、どの役かはわからなかった。
門番も結構セリフがあったので、それかな?この門番、終日張り込んでいるのかな?

 

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2020.11.01

10月の読書メーター

10月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:4897
ナイス数:1421

ヴィラ・マグノリアの殺人 葉崎市シリーズ (光文社文庫)ヴィラ・マグノリアの殺人 葉崎市シリーズ (光文社文庫)感想
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読了日:10月29日 著者:若竹 七海
時間をもっと大切にするための小さいノート活用術時間をもっと大切にするための小さいノート活用術感想
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読了日:10月26日 著者:髙橋拓也
早房希美の謎解き急行 (双葉文庫)早房希美の謎解き急行 (双葉文庫)感想
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読了日:10月24日 著者:山本 巧次
クリスマス・プディングの冒険 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)クリスマス・プディングの冒険 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
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読了日:10月22日 著者:アガサ・クリスティー
魔法飛行 駒子シリーズ (創元推理文庫)魔法飛行 駒子シリーズ (創元推理文庫)感想
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読了日:10月21日 著者:加納 朋子
ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 2 (集英社オレンジ文庫)ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 2 (集英社オレンジ文庫)感想
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読了日:10月20日 著者:小湊 悠貴
坊っちゃん (新潮文庫)坊っちゃん (新潮文庫)感想
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読了日:10月17日 著者:夏目 漱石
本の雑誌448号2020年10月号本の雑誌448号2020年10月号感想
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読了日:10月17日 著者:
ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 (集英社オレンジ文庫)ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 (集英社オレンジ文庫)感想
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読了日:10月15日 著者:小湊 悠貴
ななつのこ 駒子シリーズ (創元推理文庫)ななつのこ 駒子シリーズ (創元推理文庫)感想
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読了日:10月13日 著者:加納 朋子
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 子ども食堂と家族のおみそ汁 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 子ども食堂と家族のおみそ汁 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
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読了日:10月12日 著者:友井 羊
アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
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読了日:10月10日 著者:アガサ クリスティー
陽のあたる坂道 (角川文庫)陽のあたる坂道 (角川文庫)感想
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読了日:10月09日 著者:石坂 洋次郎
ふたつめの月 (文春文庫)ふたつめの月 (文春文庫)感想
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読了日:10月06日 著者:近藤史恵
【Amazon.co.jp 限定】婦人之友 2020年10月号 家計簿練習帳プレゼント【Amazon.co.jp 限定】婦人之友 2020年10月号 家計簿練習帳プレゼント感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2020/10/post-510d61.html
読了日:10月04日 著者:
猫が見ていた (文春文庫)猫が見ていた (文春文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2020/10/post-a4b3a9.html
読了日:10月03日 著者:湊 かなえ,有栖川 有栖,柚月 裕子,北村 薫,井上 荒野,東山 彰良,加納 朋子
考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門 (幻冬舎新書)考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門 (幻冬舎新書)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2020/09/post-79ecbe.html
読了日:10月01日 著者:梶谷真司

読書メーター

 

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ライダー・キャロル【バレットジャーナル 人生を変えるノート術】

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著者:ライダー・キャロル
価格:1,760円
カテゴリ:一般
発売日:2019/04/19
出版社: ダイヤモンド社
利用対象:一般
ISBN:978-4-478-10267-1

1冊のノートと1本のペンがあれば、誰でもできる! ライダー・キャロルが編み出した「自分整理術」の公式ガイド。箇条書きを使って、思考・情報・時間・目標などを主体的に整理・管理する方法を伝える。【「TRC MARC」の商品解説】

発案者自らの著書。

他の指南本とちがって、事例は殆どない。
自身が経験してきたことと、この方法を取り入れるに至った経緯が書かれている。

いつも思うのだが、こうした手帳やダイアリーのガイド本は、上手な絵が描かれていたりシールがベタベタ貼ってあったり。
絵心のないものにとっては、眺めるのにはいいがあまり参考にならない。(ほぼ日手帳ガイドブックなど)

それらと比して、本書は発案者の考えがうかがえてよかった。
ま、これに飽きるまで続けていこう。今のところ快調だ。

 

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