« 割れたソーサーと、12月の検索語 | トップページ | 12月の読書メーター »

2021.01.01

シェイクスピア【十二夜】

Photo_20201208223301

著者:シェイクスピア
訳者:安西徹雄
価格:638円
カテゴリ:一般
発行年月:2007.11
出版社: 光文社
レーベル: 光文社古典新訳文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-75143-2

幾重にも行き違う愛の行方は? シェイクスピア喜劇の到達点!

海難事故に遭って別れ別れになった、双子の兄妹。
互いに相手は死んだものと思い込み、新しい土地で生きていくことになる。

妹ヴァイオラは男装し、セザーリオと名のって領主オーシーノの恋の使いをすることに。実は彼女は、オーシーノを恋してしまっていたのだが。
ところが相手のオリヴィアはこともあろうに、セザーリオを恋してしまい……。

一方兄のセバスチャンは、助けられてオーシーノの領地へ来ていた。

この辺で、セザーリオであるヴァイオラとオーシーノが結ばれ、セザーリオを恋したオリヴィアはセザーリオ(実はヴァイオラ)の兄セバスチャンと結婚するのだなと推測できる。

そこへ到達するまでのてんやわんやなのだが、これはシェイクスピア喜劇のいつもの手法。

ところが、本作をもって喜劇の時代は終わり、シェイクスピアは次第に悲劇を描くようになっていく。

最後に道化が歌う悲しい唄は、【リア王】でも用いられているとか。

 

|

« 割れたソーサーと、12月の検索語 | トップページ | 12月の読書メーター »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 割れたソーサーと、12月の検索語 | トップページ | 12月の読書メーター »