ドラマ【刑事コロンボ 第三十六話 魔術師の幻想】
冒頭、魔術師のポスターを見ただけで、「構想の死角」の犯人だなと判った。
本作で三番目の犯人役だそうな。個性的な、いい犯人(?)だ。
ウイルソン刑事は、爆発があって道路の下の方へ降りる作品(何だったっけ?)が初お目見えかと思っていたが、「悪の温室」だったのか。
さて、コロンボ登場で何か違和感が。
案内した警官にも違う人と間違えられていたが、本人は「散髪したから」と。でも見た目ちがう。
カミさんがプレゼントしてくれたコートが原因だった。やや窮屈で肩が凝るとかで、あとの方で車の中に置いたときに『誰かが持って行っても見て見ぬふりして』と「愛犬」に言っている。
とどうでもいいことばかり並べているが、マジックショーは見事だった。
森博嗣のSMシリーズの一つにも「鍵を掛けた箱」から抜け出す魔術があったが、刃物を使うのとか、この手の魔術はキライだ。
いろいろ、楽しい人が出ていた。
それから、タイプライターを使っているときのウイルソン刑事が、生き生きしていてよかった。実はこのタイプライターが動機解明の肝になるわけで、お手柄>ウイルソン刑事!
自分が持っているタイプライターは打鍵式とでも言おうか、カタンカタンと音がして、キーがまさに字を打っていくタイプ。
あと、音楽がよかった。
犯人の娘の恋人がショーで歌っていた。
そして終盤、警官にひかれていく魔術師と重なって聞こえてきたこの曲。
ヘプバーン主演の「シャレード」は、つれあいと観た映画だ。
犯人の声は、田口計さん。もう、一発で変換してくれない>ATOK。
お顔も、なんとなく似ていらっしゃる。
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