アガサ・クリスティ【死人の鏡】
著者:アガサ・クリスティ
価格:902円
カテゴリ:一般
発売日:2004/05/01
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130058-9
謀略の犠牲になりかねないと調査を頼まれたポアロは、依頼人の准男爵邸へ向かった。が、待っていたのは密室での依頼人の死。
収録作は
【厩舎街の殺人】
間接殺人を扱っている。【スズメバチの巣】の時もそうだったが、ポワロはそれを許さない。
たとえ相手が極悪人であっても。
【謎の盗難事件】
これは、【教会で死んだ男】にある【潜水艦の設計図】とほぼ同じだ。
【潜水艦の設計図】 ではポワロと一緒に事件現場に赴くヘイスティングズが、今作では出てこない。
【死人の鏡】
表題作
「鏡は横にひび割れて」という言葉は、そのまま長編のタイトルになっていたっけ。ある言葉を聞いて、「鏡が横にひび割れた」ような表情をした女性の復讐物語だったような。
本作では、母親の娘に対する愛が事件を解決する。
彼女は、娘に知られないまま亡くなるのだろうか?あまりにも哀れだ。
【砂にかかれた三角形】
これは、かなり怖い話だ。
保養のためイギリスからは遠い島を訪れていたポワロ。
彼は、今回と同じような犯人を多く見てきた。
そのため、事件を回避しようとしたが果たせなかった。
いかにも芝居がかった、犯人二人の共謀。
あまり後味がいいとは言えない。
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