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2021.01.09

【4ページミステリー】

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著者:蒼井上鷹
価格:495円
カテゴリ:一般
販売開始日:2016/10/19
出版社: 双葉社
レーベル: 双葉文庫
ISBN:978-4-575-51400-1

「小説推理」で好評連載中の「2000字ミステリー」を、一挙まるごと5年分、60編収録。

あまり評判がいいとは言えない一冊。
時間つぶしにはいいとかいう評はあったが。

たしかに、4ページというのは短すぎるし、ショートショートといった洒落たものも少ない。
なにかのついでに一篇だけ読むのには適しているが(つまり雑誌の中の一篇)、こう60篇も集まっても似たり寄ったりの感あり。

いくつかは面白いのもあった。

【PK戦】は、よかった。
もう少し膨らませて、短編小説にしたら面白かったのに。
この長さでもちゃんと伏線を張ってあり、ミスリードぽくもある。

【値段は五千万円】
誘拐された息子の命の値段が「五千万円」
父は自分を愛していないから、こんな金は出して貰えないだろうなと絶望的になっている息子。

父の妹から以前聞いた、父が自分をどんなに愛しているかという話も、信じていない。

最後のオチが、ものすごく効いていた。

【めでたい日】は、シンミリした。
これも、中学時代の話など入れて、短編小説くらいにはなるのに。

 

あとの収録作は、以下のとおり。

【最後のメッセージ】

【ロック・オン】

【唯一の目撃者】

【まちぶせ】

【あたたの笑顔が好き】

【2009年6月のある日】

 

【疫病神の帰宅】

【深夜の客】

【被害者は意識不明】

【耳に残るあのメロディ】

【冷たい水が背筋に】

【アレアレ】

【キレイでなくてもいいから】

【オレンジの種二つ】

【こんなやつ知らない】

【見舞い】

【あぶり出しのDM】

【ミニモスは見ていた】

【においます?】

【清潔で明るい食卓】

【九杯目には早すぎる】

 

【ワンランク上のやつ】

【世界で一つだけの】

【私のお気に入り】

【最後の一言】

【ついてない日】

【依頼人はうかつにも】

【車内マナー】

【誰の痛み】

【人間じゃない】

【タイトルの由来】

【墜ちるのは誰?】

【ふゆのよばなし】

 

【吐く人】

【体は覚えている】

【まだらな殺人者(マーダラー)】

【足の悪い入院患者】

【寝床あるいは落語男】

【被害者は二人】

【ペット探偵帰る】

【赤い○(わ)】

【おにぎり君がいっぱい】

【覆面の依頼人】

【追われる前に逃げろ】

【ちゃんと聞いてる?】

【弁護側の秘策】

【マスター ありがとう】

【孫が大変なんです】

【自首しないと言ってくれ】

【合わせる顔がない】

【命の恩人】

【忘れるはずがない】

【インターセプト】

【フリーキック】

【言いがかり】

【向こうで待ってる】

【懐かしい思い出】

 

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